第50回東京北マラソン完走

いや、完走というべきか完歩というべきか。
0600起床。比較的空いていたので電車の座り率高し。ただし舎人ライナーは修羅場。0815現地着。受付の列は長いが、どうやら記念品をもらうのが混んでいたよう。ゼッケンの受付はすぐ。まあダムがどちらかの話だろう。配布物はゼッケンオンリー。このくらいがシンプルでいい。パンフレットや広告はなし。0910ごろラジオ体操 0915スタート。

まず直前の練習を全てトバしたのは右ひざに違和感があったから。これが回復しないことには勝負どころじゃないという状態だった。走りだしは比較的順調。足が壊れなければタイムはそこそこなのではという思いはあった。これまでどれほどの地獄を切り抜けたか数えれば妥当かな、と。

が。

しかし。

今日の地獄は予想の斜め上を行っていた。まず12km地点でペースを上げられない感覚に陥った。最大の要素が暑さ。気温というのは風通しのよい日陰の百葉箱を基準にしている。直射日光の照りつける河川敷ではおそらく40度近かったのではないだろうか。そんななか立っているだけでもしんどいのにあまつさえ走らなければならないのだ。給水は十分にあったがそれでも消耗に追いつかなければ徐々に余裕がなくなってくる。21km時点でまあいけるかな、と思っていたのだが心が折れたのか25kmほどで足が止まりがちになってしまった。正直これは未体験ゾーンだ。自転車にしろランニングにしろレース中に足を止めるとなると、これはもう故障だ。つまり医学的に”けが”している状態ということ。仕方ないので残り時間と相談しながら走ったり歩いたりしていたが、いよいよ走れなくなってしまった。それが33kmくらい。残り9kmをどうやって対応するのか悩んだが完走の望みがあるならば賭けるのがレーサーというものだ。レベルは低いが。

結局5時間30分28秒で完走。完走メダルを手にした。内容的にはボロ負け。なんとも後味の悪いフルマラソンデビューになった。次の目標はサブファイブということになるんだろうが、正直足が持ってくれればサブフォーじゃないのと思っていたので非常にがっかりしている。でもコレが結果なのだから仕方ない。やりがいがあるな、ってことにしておこう。

レースが終わると即完走証が発行され、350mlのポカリとりんごが1個もらえる。普通はりんごって・・・っていうところだけど今回ばかりは動かない体を休めながらぺろっと平らげてしまった。そこからの帰り道がキツイ。足を引きずりながら帰宅。

これは明らかに自転車よりキツイ。