だるまさんがころんだ

銀だこというたこ焼きチェーンがある。自分がこのたこ焼き屋に始めてであったのは5年ほど前、早稲田に支店が出来たときだった。そのときには旨いけどたこ焼きには興味なし、という感じであった。さらに最近ダウンタウンの番組で銀だこの東京の店舗をスタンプラリー的に回り食べ続けるという大食いの企画を見ておぉこれはひょっとして俺の求めているものなんじゃないかと感激したがその後酒を呑み全ての記憶は闇に葬り去られたかに見えた。しかし銀だこは三度俺の前に現れた。それが銀だこが本社を石巻に移転したというヤフーニュースだった。(これ、読売新聞にはでないんだろうなぁ。読んでないけど)

この大震災でダレもが東北および茨城の被害に胸を痛め、募金したりボランティアしたりしてきたと思う。しかし社会の担い手として大きな責任を持つべき企業はナニをしてきたのだろうか。何もしていない、などとはいわない。しかし本社を東北のそれも一番被害の大きかった街に移し雇用を創出するなどという志の高いことをする企業は、残念ながら現れなかった、、、かのように見えた。が、それをぶちかましたのが銀だこだ。本社を石巻に移し、現地で100人を採用した。急拡大中とは言え外食産業の不況がさけばれるなか、苦しい決断であっただろう。この男気には心を打たれた。儲けが優先では出来ない行動に思えたからだ。銀だこを何とか応援しようと思うのにさほど時間はかからなかった。

しかし職場と自宅を自転車で週に5回往復する企業奴隷(笑い)である自分には最寄の銀だこすら遠すぎ、なかなか銀だこまでたどりつけなかったのだ。が、銀だこの本社移転から半年がすぎ、たこ焼きが食べたい熱を抑えられず本日「ぐへ、たこ焼き、たこ焼き、うへへ」とぶつぶつつぶやきながら(推定)最寄のスーパーに冷凍たこ焼きを買いに行くに至ったのだ。

目当てのたこ焼きはあったが、つい昨年末から禁酒減酒を心がけていた自分には魔の領域に足を踏み入れてしまった。それは酒コーナー。気がついたらサントリーオールドとたこ焼きを持ちレジに立っていた。

こうしてたこ焼きを手に入れたわけだが久しぶりのたこ焼きは酒のつまみになってしまったわけだ。さて、サントリーオールドというお酒はジャパニーズウィスキーである。瓶はまるく黒い。お腹には大きなクリーム色のラベルが張ってある。この姿かたちから”だるま”と呼ばれて親しまれている
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89
この瓶、酒を注ぐときに結構いい音がするんだ。トクトクトク、というかトグトグトグというか。さらに不思議なことにふと酒の瓶を見ると凄い勢いで減っているのだ。え?また見るとまた凄い減っている。あれ?
だ・る・ま・さ・ん・が・こ・ろ・ん・だ! 



うわ!減ってる!!



いや呑んでるんですけどね。