秩父武甲山登山

ちょっと遅れ気味で西武新宿線に飛び乗る。今日の目標は秩父武甲山秩父盆地からみえる山の中で最も高く、そして(石灰の採掘により)もっとも異様な山容を見せる山。初めて秩父に足を踏み入れてからもう10年は経つだろうが一回も登ったことがなかった。自分の中では10年は一区切りで10年たってダメだったらその次のいつかっていうのはなくて、今日やるか明日やるか、永遠にやらないかだ。そんなわけで今日やることにした。
ギリギリまで(電車の中でも!)秩父鉄道浦山口からアプローチするか、西武秩父線横瀬からアプローチするか迷っていた。最後にはガイドブックが浦山口からのコースのものだったこと、たまたま乗った電車が秩父鉄道直通三峰口だったことから浦山口からのアプローチに決定。

今日のルートは秩父盆地の標高が200m程度からスタートし13041703mの武甲山の山頂を経由し、小持山、大持山を経て最終的には正丸峠から正丸駅へ至るよう計画した。が、何しろスタートしたのは10時過ぎ、林道に40分、登山に70分の110分で武甲山に到達、この時点でペースを上げすぎ靴下が汗ですべり左足のかかとに大きなマメが出来ていた。コレは後半きつくなるなと踏んで縦走を中止、参道を降りるエスケープルートを選択した。頂上の景色は素晴らしく、時間が時間だったので遠方はもやってしまっていたが、このために来たといっても十分元が取れるくらい感動した。ただ寒さがきつくてあまり長くとどまっていられなかったのが残念だ。その後のくだりがとにかくきつくてのぼりよりもくだりのほうが時間がかかったんじゃないかと思うくらい。林道に出てからもコンクリートの急坂でつっかえるものが何もなくとにかくひざに来る。足のつま先にもくる。そして日曜日だというのにコンクリート工場は鋭意営業中。もちろんダンプも行きかっている。台数はすくないのだが。なんか儲かってるんだなと感じた。この先の一般道区間がとにかく長くて駅はまだ?駅はまだ?と自問自答しながらたまにGoogleTracksに問いながら耐えて歩ききった。15:40分横瀬駅着。
GoogleTracksの表示では距離は18km。4時間35分とのことだった。頂上で少し長めに休んだがそれでもトータルの休憩時間は20分程度ではないだろうか。

昨日の感動から横瀬駅に併設の売店でうどんを食べた。が、立ち食いじゃないと昨日のような感動はない!駅そばだったらなんでも同じわけじゃないんだな。

色々勉強になったのでシャンパンと寿司を買って帰宅。