Faster than Ghost

レースに勝つために練習をしている というと笑う人もいるかもしれない。だって今まで何回勝負に絡めるレースをしてるっていうんだ?片手の指で足りちゃうよ。

でも。もし今日速く走れたら、昨日より速く走れたら。そんな日があるのならばあながち最初の一言はウソじゃないのかもしれないと信じる事ができる気がする。

そして今日がそれだった。踏み出しは軽く、イメージよりも前に進んでいく。姿勢には余裕があり地形を乗り越えてもスピードを維持している。あくまでも自分の中のイメージに対してなんだけど。それでもあのうっとおしいゴーストを見なくて済むというのは一人でいても先頭を走るのに匹敵する価値があるんじゃないかと思うこともあるのだ。妄想なんだけどね。