レンタルカートCP考

ほんの少しだけレンタルカートに投資(それが一体いくらかというのは気になる事実であるが、ざっと50-60kといったところか)をしてみたがいちおうコースを覚えている以下3コースについて、同じレンタルカートコースと名乗っていながらも内容がだいぶん違うことがわかった。となると気になるのはそのコストパフォーマンス。というわけでちょっと考えてみた。
年10回、1回あたり50周とする。前提として東京小平発、足はロードバイクとオートバイの2択とする。基準値としては単純に周回あたりの価格では比べられないため、ベストタイムで周回した場合の走行時間と費用を比較した。単位は1000円当たりで何秒走れるか。

なおこの内容は記憶を頼りに適当に集計しているためそもそも不正確な可能性もあるしサービス内容も料金も予告なく変更になる可能性があるのであくまで自分用の参考メモとして。


1.もTぎ
コースは綺麗でカートもそれなり。スタッフのサービス含め爽快感は少ない気もする。
1周45秒x10周=450秒/1.6k=281/k(50周チケットが8k)
年会費が10Kと高め?普通に往復すると3Kくらいの高速代と2kのガス。
1回の補正は6kと大めで50周あたり14k。
がんばって100周したとすると補正後100周当たり22k
逆に20周だったとすると補正後には3.2+6=9.2k
補正後
450/22k/10=205/k(100周)
450/14k/5=160/k(50周)
450*2/9.2k=98/k(20周)

もTぎまでいって20-30周そこらで帰るとかえってエラくたかくつくことがわかる。ってこれいつぞやの俺だよね。もTぎまでいって、20周して帰ってるよね!?(あのときはミジェットという収穫があったが・・・)

2.M沢湖
コースは若干あれぎみ、カートも素朴さが漂うが走りには言葉にできない味あり。
1周25秒x10周=250秒/1.7k=147/k(50周チケットが8.5k)
年会費はなし。
普通にいけば高速代はなし。ガスが1kくらいか?いちおう自転車でもいける。
補正後
250秒/9.5k/5=131/k
レース
1H耐久は12kなので
3600秒/12k=300/k
30周ミニ耐は6kなので
25x30/6k=125/k

ミニ耐時は10周10Kなのでミニ耐前にはみっちり練習した方がいいことがわかる。たとえば70周練習すると
25x100/(6k+7k)=192/k
となりだいぶん効率が向上する

3.Aヶ瀬
コースは普通で補修もされている。カートは綺麗。ネームバリューがすごい。
1周37秒x10周=370秒/1.5k=247/k(100周チケットが15k)
年会費はなし。
自転車でもいける。
補正は特になし。

こうしてみると一見似たように見えるカートコースも人(環境)によっては倍近いコストパフォーマンスの差があることがわかる。一般走行でみるとなんと驚くことにもTぎがベストパフォーマンス賞を獲得している。一方でイベントまで含めると最も効率が良く見えるのがM沢湖の1時間耐久だがどうやら冬季のみの料金のようだ。逆に移動コストなどによる補正をかけてやるとAヶ瀬のバランスのよさが際立つ。時間的にもほとほどなのも良い。思い立ってから3時間も4時間もかかるような場所はそれなりに覚悟と準備が必要だ。また逆の意味で驚かされるのがM沢湖の通常走行、ミニ耐。が、全部が全部とは言えずないのが悩ましいところ。

が、よくよく考えると単純に値段だけでは決められず、M沢湖のように比較的空いていて好きな時に練習でき、草レースが毎月開催されており本当に気軽にレースに出られるファーストステップとしての価値、毎月2回レースがあるという大量イベントぶりは他のコースを大きく引き離している。バランスのもTぎは思い切って大量走行しないと(トータルで見て)辛くなる。このあたりなにかレースと同じ匂いを感じるしホンダのホームコースであるもTぎ(の片隅ではあるが)で走る満足感や会社としての安心感など値段だけでは替え難い価値があることはある。
レンタルカートなんてそれこそ趣味の世界なわけで、自分が満足できるところで走るのが良いのだろうが、しかしこんなに差があるとは正直驚いてしまった。