ラリージャパンDAY3いつだって信頼性が

朝は7時前に起き、9時を目標に高速を滝川に向かう。クロフォード公園は大混雑だった。が、どうしてもはいれないというほどでもない。バスに乗り換え観戦場所に向かったが林道が細いため30分間も入り口で待たされる。なので観戦場所についたのがゼロカーが過ぎた後。この展開にはちょっとおどろいたが、この後もっと驚くことが。

とりあえず時間がなかったのでベストなスポットを探すより無難な場所を確保しなきゃと思って遠かったけど見通しのきくポイントをゲットしカメラを構えて場所を微調整し終わったとたんに先頭のラリーカーが砂煙を上げて通り過ぎていった。おーこれはいい、いい絵が取れそうだなあと思って激写しているとシャッターの切れ方がおかしい?あれ、変だなと思ったらチェック99というエラーメッセージが表示されなんとシャッターが切れなくなってしまった。どうもCFへアクセスに行こうというタイミングでハングしているようだ。肝心な時に壊れる信頼性のなさは往年のマクラーレンを思い出させるがいざ自分が信頼性に泣く段になるとこれが意外としゃれにならない。な、ちょっと、これからライコネンっていうときにそりゃねーぜシニョール!と思い、とりあえず携帯を取り出して構えるとヘニングが通り過ぎていった。これは無事携帯で撮影。そしていよいよライッコネンだぁ〜とおもっていたら、あ、あれ?こない。遅れてるのかなと思ったがS2000やPWRCやの車が走りおわった時点でひょっとして、と思い全日本が通り過ぎていく段にあってはもう呆然とするしかなかった。そ、そんな・・・。失意の中帰りのバスに乗り込もうとするとラリーカーが通りかかった。アドバンカラーのフィエスタ、奴田原だ。端の上から見ると砂煙を背景にまっすぐこちらに向かってくる大迫力。ただし橋の上はプレミアム専用の観戦エリアとなっており人影はまばら。帰りのバスもかなり待ったし。
というわけでクロフォード公園まで戻るとセイコーマートで弁当を買い公園のベンチで昼ごはん。セイコーマートの弁当、安いけどおいしくないね。でもこのおいしくなさが少なくとも自分にはうれしかった。北海道にはこれがちょうどいいような気が。明治時代の駅舎を目の前に青空の下そよぐ風をほほに感じながらぼんやりとそう思った。
さて、このように最悪な形で林道観戦は終わってしまった。あとはフィニッシュセレモニーだなと高速で札幌に戻る途中、後ろから何か爆音が聞こえてきた。ま、まさか、と思ってバックミラーを眺めるとRE:MEMBERのロゴが。ペターだ!!!感激のあまり心臓止まりそうになった。こ、これはまさかと思いライコネンは10分後くらいかなとサービスエリアで携帯の充電機を買い、スロー走行で高速にもどったが結局これ移行ラリーカーに追い越されることはなかった。それもそのはず、サービスパークに戻るとライッコネンのピットはきれいに片付けられ、シトロエンのシートのかかった車の残骸が残されていたのだ。札幌で早めに車を返し地下鉄でサービスパークに向かい、人ごみの中最後のサービスを眺めるとフィニッシュセレモニーに向かった。なんとしてもフィニッシュゲートをくぐるラリーカーがみたかったので人ごみのなか可能性のあるポジションにとどまったがあんまり見ることができなかった。まあ写真は取れたが。
フランス国家が演奏され、シトロエン+オジェを祝福。やっぱフランス?なんでフランス?とにかくミッションはコンプリートだ。再度地下鉄をつかいすすきので下車、ラーメン横丁でラーメンを食べるとテレビ塔、時計台、北海道庁舎、北大のクラーク像と徒歩で観光。いや、北海道広いな。特に北大。広すぎてまいった。ポプラ並木までいくのをあきらめて銀杏並木(w)で撤退したが、はて永遠に続くかと思った。実際視界の果てまで大学の構内が続いていた。
札幌駅のロッカーから荷物を回収するとエアポート快速で宵口の町を眺めながら千歳空港に向かった。そこから先はもう消化試合で結局西武新宿線経由の終電がなかったので中央線経由の終電で武蔵小金井からはタクシーを使って帰宅。なんてハードコアでぎりぎりな旅程なんだろう。ただできることはやった、んだろうなきっと。