ラリージャパンDAY2大雪旭岳登頂成功

昨日はおなかいっぱいになるまでラリーを堪能したので、今日は満を持して課外活動を行うこととした。
目標は北海道最高峰であり日本百名山のひとつでもある大雪旭岳。ここはロープウェーでいいところまでいけるので比較的初心者向けではないかとめぼしをつけていたのだ。とはいえ参考コースタイムは登り2:30下り1:30の4時間。国師の倍の行程だ。不安を覚えつつも国師より改善した点はといえば軍手を準備したことのみ。ロープウェー乗り場までが4時間、1230のロープウェーに2800円の往復料金で乗り込み、終点に到達した時点でことの重大さに気づいた。森林限界を超えているのだ。高緯度の山岳はアルプスの3000m級に匹敵するとは聞いたことがあったが、話半分に考えていたわけだ。標高は経ったの2290m。しかしそこは紛れもなく森林限界を超えた生物の存在を否定する死の世界そのものだった。ガレた斜面に硫黄の匂い、すさまじい勢いで立ち上る蒸気にビビリつつも登山開始。すぐに軍手を持ってきて良かったと思ったが次に登るのに苦労してると下るのがやばいなと。傾斜は急で呼吸は途切れがち。補給だけはしっかりしようと心がけじわじわと登る。とはいえ帰りのロープウェーは1730が最終。登山開始が1245なので5時間はない。もとより最終に乗り遅れたらどうなるかなんて考えたくもない。参考コースタイムは4時間なので正直焦りはあった。とはいえ高山病にはなりたくなかったので自制心を保つのが大変。周囲はもう下山している人が大半だったのもプレッシャーだった。結局1:35で登頂に成功。頂上についたとたん視界が悪くなって景色はよくなかったが途中で折り返すことも視野に入れていたので非常にうれしかった。と同時に雨具を着ても吹き抜ける風は冷たく、これは死人出るなと思った。縦走しているひとも多そうで霧の合間に見え隠れする尾根は確かに天国のように美しい景色だった。転ばないよう、時間をかけすぎないよう丁寧に下山し、最後に散策路を一周しかえりのロープウェーに乗り込んだ。ラリーは一切みえなかったが、ホテルのコイン式のインターネットサービスでDAY2の結果を確認。どうやらライコネンは残っているようだった。明日のBISANに向け早めにおやすみ。