チャレンジ北海道1泊4日DAY3

@富良野
富良野のきたぼしで起床、朝ごはんはつけてくれた。ただのじゃがいもが非常においしい。富良野ラベンダー畑はちょうど今がシーズン。紫の壁ができてますよ。引きが強すぎる。ただし朝も早くから観光客もうじゃうじゃ。全国からこの景色を見るために集まってくるのだ。ご苦労なことだなと思うが気がつけば自分が一番ご苦労なたびをしていることに気づき少しおかしくなる。一旦富良野の南のはしまで戻りパッチワークを堪能する。その後車線道路を走り十勝岳方面に登る。
@十勝岳
高度を上げると急に空気は山の冷たさをたたえ始める。突き当たりの駐車場は登山者でごった返していた。というか満車だったようにみえた。標高は1500mくらいだろうか、十勝岳温泉の陵雲荘で温泉。800円は高いが露天はすばらしい。褐色のお湯は内湯が少し集め。露天はほどほど。内湯には巨大な石のオブジェがあるのだが邪魔です。しかし内容は非常にいい。ゆっくりできたらよかったんだけどな。また着たい。十勝岳を降りて美瑛新栄の丘に向かう。
@美瑛
道が若干ややこしいが看板を伝って走る。ということはスピードを出しすぎるとジャンクションをオーバーシュートするということだ。いわゆる観光バスの来るような観光スポットは若干混雑しているので雰囲気はないが、そこいがいにもそこかしこに丘がある。もちろん景色はどこも素晴しい。ポイントは小麦、かな。
@美馬牛
宿でいっしょになった自転車旅のひとから教えてもらったレストランを探しに美馬牛に向かうが駅前をオーバーシュートしたらユーターンできない坂に出てしまったのでコレも運命を旭川を方面へ。市街を空港方面へバイパスするまっすぐな道。旭山動物園がすぐそば、なのだが我慢。高速無料の表示があったので2IC文だけ高速に乗る。
@層雲峡
降りると上川、大雪ダムと一般道。層雲峡は断崖の山肌が露出する山岳地帯だった。川沿いの道を走る。川からは霧が立ち上っている。こういう景色大好き。しかし自然は甘くない。雨が降り出す。
@三国峠
三国峠でカツカレー。素朴だがうまいよ。北海道はコレ系か。三国峠の展望台からの景色はほどほどだった。悪くはないのだが。実はここ10年ほど前に飼った雑誌についていたツーリング写真集で一番気に入った峠。峠の展望を見たときには少し違うな、どこか撮影ポイントでもあるんだろう、と思っていた。しかし現実はそれをはるかに上回っていた。三国峠から帯広方面へ向かう坂と橋の展望はすごい。びっしり木が生えてる。でも同じ木は二つとない様に感じる。神に感謝する。メインは一瞬なのだがその一瞬に永遠があるのだ。
@上士幌
降りて上士幌の市街地をへてナイタイ高原牧場に。ここは国営の牧場なのだろうか、牧草地の続く丘にそってワインディングが続く。ウィンドウズのデフォ壁紙のような現実化のなさが逆にリアルだ。感涙ものの光景。十勝平野。少し霞んでいるのもまたいい。雨も止んでたし。ここで300円で牛乳を飲む。なにかすごいものを期待したが牛乳だった。東京で普通に飲む牛乳だ。あれ?この時点で16時。もし24時の苫小牧初のフェリーを予約していたなら一目散に苫小牧を目指すところだが、こともあろうに翌朝7時に函館にいればいい。ということでここらでやめとけばいいのにもう一声と阿寒湖を目指す(笑い)。
@阿寒湖
足寄を経由すると雨が降り出す。阿寒湖は完全に雨。っけ。しかも最終の観光船が”帰ってきた”時間だった。しかたないので風呂はいる。まりもの湯は500円だがちょっとしょぼいぞ?
@美幌
美幌に向かうが途中の県道を陸別に折り返す。単に同じ道を足寄にいきたくなかっただけだが。陸別へはもう地獄。霧と雨、路面は鏡。
@足寄
足寄で味噌ラーメンを食べる。少し生き返る。でもガスがない。足寄から道東道にのる。帯広まで遠い。永遠につかないかと思った。案内もほとんどなし。出口がないから案内もいらないってか?
@帯広
帯広で給油。コスモだ。ホクレンの旗がほしかったんだけどホクレンってどこにでもあるわけじゃないんだよなー。広尾帯広道路を道に迷いつつも使用。再び道東道に復帰する。占冠でささやかな高速も終わり。占冠からは一般道で日高へ南下、眠気におそわれ何度か緊急停止し休憩。ねばって苫小牧を目指す。雨が降り続く。霧も。ちょっと勘弁してよとへこたれぎみ。
@苫小牧
苫小牧が近づくと今までの暗闇がウソのように工業地帯の明かりが眼下に広がる。しかし同時に眠気のピークが来る。危ないとは思ったが高速だったので一旦降りて苫小牧の道端で仮眠。ふたたび高速へ。しかし給油し忘れる。自問自答の末有珠山SAの給油がクローズしていたのを判断ポイントとして伊達ICで流出し給油。そのまました道を函館まで。
@道南の下道 長万部、八雲、森
トラックに栓をされてなかなかペースが上がらない。残り時間を気にしながらの走行、あまり休みすぎると時間に間に合わないかもという不安間。それでも途中なんどもとまって仮眠。背に腹は変えられない。起きるたびに夜が明けていく。素晴しい天候。
@函館
フェリー埠頭には5時半ごろ着。デッキにはジャズが流れている。コンファメーション。非常にシュールだ。思えばあの夏合宿もこんな感じだったきがしないでもない。晴れ渡った空。一晩中悪天と格闘したんですけど。