防水ジャケット考もしくは雨を前にして雨などないと信じるきもち

先日土砂降りの東北道で信頼を寄せるナンカイジャケットが保水袋と化して以来切実に新しいジャケットを買わないとなと思っていた。ふくしまからの帰りでは防水スプレーで再処理した部分はそれなりの防水性があることも確認できたが小雨だったし、なによりそんなリスク犯すのはただのアホだ。高速のPAで遭難なんてことになればツーリングライダー全体の面汚しではないか。
というわけでジャケットを探し始めたのだが最近の流行はメッシュ。これからの季節熱いから当然といえば当然なんだけど。そして防水のジャケットは丈が長めのいかにもツーリングジャケットですといういでたちのものがほとんど。一時期GOLDWINのEUROジャケットを買いかけたがよくよく眺めるとあまりにも重装備過ぎる。バイクのジャケットが動きやすくある必要はないという意見もあるだろうがSS用ジャケットが薄くて軽くてタイトなのにはそれなりの理由がありバイクを操作するのにはそちらのほうが有利なのだ。ヘビーデューティーなジャケットは対価を支払っていることになる。しかしメッシュのジャケットに雨具というスタイルは荷物の問題もさることながらいざというという時に効果がないという欠点がある。たとえば次のSAまで20kmほどの地点で雨が降り出すとする。法定速度で走るとたっぷり10分以上雨にさらされることになる。もしその間にメッシュがその吸水性を発揮して浸水した場合その後いくら雨具を着たところで何の意味もなくなってしまうのだ。(まあ、当たり前といえば当たり前だが)そこで求める性能は大体こんな感じだろうか
1.防水透湿性(これは必須条件だ。防水透湿性のないウェアなんて晴れの日しか走れない残念タイヤと同じだ)
2.柔軟軽量性(ごわごわしていたり重かったりすると着ているだけで疲労することになる。それじゃ戦う前から2割くらい負けてることになる)
3.お値段(ほどほどじゃないと買えませんよ。心理的にも)

1.この条件がかなりきつい。POWERAGEのCRYSTALジャケットもANGELジャケットも、コミネのチタンジャケットもK&Nのジャケットもここでノックアウトだ。いいジャケットたちなのにもったいないなあ!日帰りならば・・・
2.EUROジャケットかrough&roadのツアラージャケットはノックアウト。クシタニはQ3が苦しいことがわかっていたがそもそも在庫なし。試着せずにジャケットは買えない。
3.なんとQ3にはひとつも残りませんでした。困ったなぁ。などといっているとDSにりんかんの処分品コーナーにあるジャケットが売れ残っていた。
[RSタイチ] サマー ドライマスターチームジャケット 3シーズン 防水 ホワイト/レッド
http://www.e-seed.co.jp/products/detail_57512/
どうやら鉄板らしいが、型落ち品だし縫製も少し不安だ。でも、これしかチョイスがないんだ。そして次に土砂降りになってまた水風呂6時間になるのはあまりに芸がない。タイチさん期待していいんですかね(チョイスは他にないが・・・)