九州一周五日目

佐賀で起きるとまずは大隈重信記念館へ。建物のセンスが早稲田と同じなのは気のせい?多分似たような人が設計しているんだろう。
海岸沿いを諫早、島原、雲仙に向かう。諫早干拓の堤防の上を走る。7kmほどの堤防はそうと言われなければ人口のものとは区別がつかないほどのものだった。ただ大量に並んだ水門は圧巻だ。島原城は4万石にしては良すぎると案内にもかかれているとおり壮観な城。直線的にドンドンドンと積み重なった城は直球ど真ん中というところか。しかしやぐらなど建造物はそれなりに痕跡があり、特に石垣の折り重なったシーンはなかなかのものだった。ここも天守閣を吹き抜ける風が気持ちいい。後ろに普賢岳昭和新山も見えるし。給油の時にオイル交換を頼んでみる。オイルだけなら、とわざわざ3.1lを作ってくれた。石斑聡似のおっちゃんありがとん。その後57号で雲仙へと上る。道は悪くないのだが低速のコーナーが不自然なクランクになっていて走りづらいったらない。なんどかバランスを崩しかける。
雲仙は温泉が噴出す”殺生河原”的な場所を散策。ミルクセーキも食べる。しかし懐かしいなミルクセーキ。いまどきないぞ。河原はボリュームのバリエーションも十分。これなら温泉の効能は素晴らしそうだ。
雲仙を折、高速に入る。唐津に向かうためだ。多久ICから有料に乗りついただが料金の割りに区間が長く1830の唐津城公開には何とか間に合いそうだった。結局1800までの公開でしかも20分前締め切りのところを1720くらいに入城。ぎりぎりだ。入り口の藤の花からして何か華麗な雰囲気を感じるが陸から見るとまるで橋の先の海の上に浮かんでいるように見える唐津上は鶴舞の何ふさわしい華麗な城だった。が、海城なので華麗なだけではなく威厳も十分。少し風が強くて怖いくらいだが虹ノ松原がきれいに見える。遠くの海原に数十席のヨットが練習が終わったのだろうか、陸に向かっている。ずーっとそこで眺めていたい、そんな瞬間だった。
宿は城から目と鼻の先、宿の前の金毘羅神社にもおまいりして、うどんを食べ、風邪気味だったので風邪薬も買って早めに寝る。距離は300km弱なのだが、今日もよく観光したなあ。