この素晴らしき世界

今朝は歩きで会社に向かった。自転車を会社に置いてきてしまったからだ。だからというわけでもないのだろうが、やたら植物、木とか草とかが目に付くのだ。さらに鳥の鳴き声がすると自然にそれを目で追っている。今までそんなもの見向きもしなかったのに。あげく道端に落ちている石ころが何岩だろうとか自然に考えている自分がいるではないか。
こここれは屋久島パワーで自分の中で何かが変わったのだろうか。モノクロームのようにコントラストの低かった世界がちょっと回りの草より伸びた株が、すずめのくちばしの形やお腹の羽毛の色が、石の微細な模様が鮮やかに頭の中に飛び込んでくるではないか。
頭の中で何かが変わったのはわかる、がそれが必要なパーツが落ちてしまったのか、溜まっていた錆びやスラッジが落ちたのかは自分も全く見当がつかないのだ。ただひとついえるのは屋久島に行く前よりも世界が楽しく感じられるということ。

これがルイアームストロングいうところの「この素晴らしき世界」ってやつだろうか。こういう世界なら大歓迎ですよ。