トホダーの道チャリダーの道

なんだかんだと引き伸ばしていたウォーキング練習だがついに観念してトレッキングブーツを引っ張り出し練習を開始した。思えばこのブーツで山を歩いたのは去年の夏燕岳登山以来ではないだろうか。もてぎのmotoGP観戦では便利に使ってたりしてたけど。
そんなわけで深夜の玉川上水沿いを10kmほどウォーキング。中間目標は新小金井街道の椿というラーメン屋だ。ここがすんごかった。ラーメンショップのような店構えは隣の店を無理やり店舗にした構成からして怪しさが漂っている。簡単に言うとすごくいい加減なのだ。しかし今日も大量の路上駐車でにぎわっている小金井街道随一の人気店なのだ。まさか。と思いネギミソ並みというこれまたすんごいはずれっぽいメニューを注文してしばらく待つと白髪ネギが大量に載ったラーメンが出てきた。幅広でそこの浅い器も赤い看板に黄色で”うまい”と書いてある胡散ささも、ラーメンショップフランチャイズそのものだろう。じつに地元千葉県から宮城の山奥までいたるところでお目にかかった構成だ。で、今回は味噌ラーメンだ。幸いにも夜は少し冷えているからタイミングとしては申し分ない。ラーメン並が530円のところを200円ましの730円。価格付けとしては微妙だな、などとなめてかかってすいませんでした。すごくうまいです。まずスープの油感と麺と絡みがすばらしいです。らーめんは麺とスープの共演、もとい競演なので絡みがなければ魅力半減です。麺は博多ラーメンのような細麺です。これまた珍しいです。油で加減はかため。ほぐしが足りないのは残念だがここは前述のとおりいい加減な店なのでそういうことを気にしてはいけません。チャーシューは薄切りにされてホロホロの状態で出てくるのだがもうスープと渾然一体となり、後半には若干いにもたれるもののバランスはかなり良い。なるほどコレは行列できるな、と思った。そしてコレはメタボになるな、と思った。
後半はやっぱりきつくてペースダウン。でもおかげで鈴木街道沿いに鈴木用水なる細い溝があるのを発見してしまった。これは自転車のスピードでは見つけられないだろう。スロースピードでいつでも休めるからこその発見といえる。この道は自転車では通ったことがあったがやはりトホダーとチャリダーでは同じ道をとっても全く違う体験となるわけだ。理論ではそうであろうと思っていたが本日体験して再認識した。トホダーはチャリダーのサブセットではないのだと。
おそらく10-11kmくらいは歩いたと思うが時間は2h10m。特に急ぎはしなかったがタイム的には十二分だ。あとはアップダウンをテストしたいので山に行きたいがスケジュール的にきついか。ステッパーでも買うかなぁ