翼をください

一部のかたがたに大人気なけいおん!ふわふわ時間だが、どのお話しにもあるように、あれにはある種のウソがあるなとおもう。今シーズンでいうならば、軽音にかぎらず、野球でもマージャンでも主人公はなぜかタイミングよく努力が実り甲子園にくし、マージャンでは半チャンで10万点を稼ぎ出す。まあ、そういうもんだ、といってしまえば見もふたもないが、それではあまりに幼稚な気がするのだ。どれだけ練習しても3年間ベンチウォーマーで終わったり、最後まで点数計算ができなかったりするほうがリアルだと思うのだ。練習量にもよると思うけど。
そういう意味で部活動というリアリズムをせっかくテーマにしているのにはじめてのステージでプロ並みというかまあこれはプロの演奏なんだけどをいきなり披露するのは不自然というか基本方針と矛盾してはいないだろうか。つまり設定がとっぴっていうことを言いたいんだけど、逆に無理に下手に演奏すればいいのか、そしたらどういう映像になるのか気になるのが人情というもの。
で、ブラザーよ、これがその答えだ、YES,WE CANと言わんばかりにつきつけられたのが「翼をください」。すんげーシンプルだ。これは決してCDにはなるまい。だが凄くリアルだ。伝わってくる(気がする)。
そしてCDにはなるまい、と思っていたら勢いでCDに入っちゃいました(しかも4パート分のマイナスワン付きで。えぇえ!?)。ただしこれはアレンジされたスーパーバージョン。とてもリアルjkが数ヶ月でひけるものではないと思うのだが。とにかく、これは買いだ。翼を手に入れるのだ。

そしてもうひとつの翼、それは公安委員会が貸してくれる免許証というプラスチックカードなのだが、それを得るために教習に行ってきた。シミュレーションというとんでもない教習だ。これで一時間4000円はぼったくりバーもびっくり。よほどきもちのいいサービスなんだろうな、と思ったら教官がすんごいにこやかなのだ。気持ちが悪い。教官は常に罵声を浴びせ生徒なんてそこらへんに落ちてるゴミ同然に扱うのがこの業界の定番であるため、違和感というよりも素直に裏がありそうで生理的に受け付けないのだ。でもその先生は不気味な雰囲気ながら「質問はないですか」とやたら質問を求めるのでスラロームや八の字のアドバイスをたっぷりとしてもらった。しかし教官は巧いなぁ。当たり前か。

今私の願い事がかなうならば翼がほしい
中略)
この大空に翼を広げとんでゆきたいよ

凄い歌詞としか言いようがない。今もって新しくそして電波なのだ。あれでもそれはほめ言葉じゃないなあ