なつかしの元祖本家

まだラーメンマニアを自称していたころは新しい店、新しいラーメンを探すのに躍起でめったに同じ店を再訪することはなかった。とはいえ本当においしく何度でも来たいと思わせる店がなかったわけではない。「こうかいぼう」や「やすべぇ」がその代表格だが、武蔵野地区の代表選手はなんと言っても武蔵境にある油そばの元祖である「珍珍亭」。
まあ元祖は事実なので発祥の地としてはゆるぎないブランド力を誇るこの店は今現在進行形でウマイ店でもある。いわゆる本家だ。そしてその元祖本家が職場から(自宅からでもいいけど)自転車でいけるところにある。今日はまたお客様からご無体なリクエストをいただいたおかげで昼ごはんを食べ逃し、結果外に行くチャンスができたので久しぶりに行ってみることにした。
時間は2時過ぎだったが店はほぼ満席、学生とふつーのおっさんが半々という客層も珍しくいつ行っても活気のある店なのだが。昨日大地の油めんを食べて何か違和感を感じたので今日は本家でそれを確かめようとしたのだが、うん、やっぱここが一番うまいといううれしい確認をしただけにとどまった。麺の太さ、固さ、タレとのマッチング、ラー油と酢をかけたときの変化の仕方、どれをとっても油そばとしては最高峰な一杯なのだがなんともうれしい600円なのだ。こりゃまたきてしまうよなぁ。
と満足して会社にもどったが結局罰ゲームみたいなやりとりは9時過ぎまで続き疲労困憊した弊社社員はやるきで終電間際までくだをまくのであった。あー一週間疲れた!やってられっか!