宮城峡

昨日夜更かしした影響で朝は低空飛行だったのだが、外が寒そうで全然外出する気にならない。無理に走って故障するのもなんだし、的なニュアンスなのだがそれ以上にTVが面白く気がついたら時間が経ってしまっていたというのが第一の理由。
1.フジでやってた三菱財閥のおばちゃんが孤児院を運営する話し。
 戦後日本が貧しかったころ戦災孤児や捨て子を育てる孤児院の話しなのだが、その孤児たちの仕事の場所をとして選ばれたのがブラジル。そこで農園を作ろうと計画するが頓挫し孤児たちはそれぞれの生活を送る。今はもうかなり歳をとった当時の孤児たちの現在に密着取材、というもの。日本人のブラジル移民計画があったのは頭の片隅で知っていはいたがさすがにここまでリアルに日本とブラジルの間で生きる日本人を見せ付けられることはそうそうない。あまりの衝撃映像に釘付けになってしまった。日曜昼間とはいえこんな番組を作るとはフジもなかなかやるもんだ。そして元孤児のおじいさんたちがいい面をしてる。という表現が正しいかわからないが、少なくともその表情は今の日本人ではあんまり見ない類のものであることは確かだった。
2.NHKでやってた沸騰都市 ブラジル編
ブラジルのエタノール農場の経営を通してブラジルの経済と市民生活の実情を描いたドキュメンタリー。サブタイトルが「富豪は空を飛ぶ」であり、大企業の社長への取材がメインではあったが、ブラジル市街の空撮映像に度肝をぬかれてしまった。見渡す限り立ち並ぶ高層ビルは香港で受けた衝撃を上回るくらいだった。なんでもサンパウロは南半球最大の都市なんだとか。ということはオーストラリアやニュージーランドよりも上ということだ。直前に見たブラジルの姿は農園などが中心だっただけにそのギャップが際立つ。がもっとも記憶に残ったのが月収7万円のパン職人が月2万円のローンで中古車を買い、マイカーを持つのが夢だった、と喜んでいた様子だ。一応ブラジルの中産階級にカウントされるらしいが、なんというか、カルチャーショック全開だった。平日はもとより土日も休まず働くっていってたけど、たぶん本当にそうなんだろう。自省せずにはいられない世界だ。こういうのもっと早く見ていればとかいつも思うが、おそらく見るべき時でないと見ても理解できない気もする。
3.高田・大竹・渡辺のオヤジ三人旅
正直前2者と比べるとこれは全く意味不明なぐだぐだな旅番組崩れな(に見える)のだが、まさしくナニをするのかわからない狂気がいい、って話になるんだろうか。正直この親父3人はいい味出しすぎている。バラエティーとしては水曜どうでしょうより全然面白い。2004年から不定期放送のシリーズで、制作は中京テレビらしいのだが、確かに5年続く番組だけあるなぁと感心してしまった。

今日はさすがに買い物しないと食料がそこをついてしまったので、AEONまで出陣。最近飲みすぎなので酒は買わないようにしようと思ったのだが気がついたらカゴにニッカの宮城峡が入っており、つまるところ昔宮城峡のウィスキー工場を見学したことがありそれが懐かしくて買ってしまった。値段は1.5kくらいなので角と竹鶴の中間くらいかなと思ったが実際のところ方向性の違いこそあれ角と同じくらいに感じたのだが。