掃除したいときもある

家に帰り何もしたくなかったのでとりあえずフロ掃除をした。と書くとなにやら異様な気配が漂ってきそうだが普段はフロ掃除なんてしない。むしろ引っ越してからまともにフロ掃除をしたのは初めてといってもいいだろう。いやそれはいいすぎか。ていうかそれは別な意味でヤバイな。
とにかくフロ掃除をし、洗濯し、洗物をし、普通の主夫としての活動を地道に行ったのだが。これやっぱそれなりの頻度でやらないとダメだ。まず部屋はちらかり必要なものがどこにあるのかわからないし、埃が差し込む日差しに舞い散る様子は親じゃなくても涙のこぼれる感動のシーンになってしまう。それじゃいかん、ということを痛感した。とはいえこの行為必要不可欠なのだが意外と不毛で人間の人体にたとえるならば不随意筋のようなものだろう。これがないと呼吸や心拍など生命維持が困難になるのだが、かといってあって当たり前の筋なので、鍛えてもありがたみが薄いのだ。
最近知ったことなのだが酒のアルコール成分は人間にとって麻薬ではなく麻酔のようなものだという。一見なにやら同じように感じるが、麻薬は幻覚を見せるが、麻酔は脳の働きつまり不随意筋を含めて全ての神経を麻痺させるので麻薬よりも危険なのだという。最悪呼吸や心拍が停止することがあるのもそのためだとか・・・
そんな危険な液体を体内に摂取する行為を文化として保存している存在に対して自分はかける言葉をもたないと思う。
あって当たり前、それを当たり前に維持できる自信がない人にはお勧めできない液体、とまあそんな風に個人的に衣再定義したわけだが、思い返せばそういう格言は昔からあった。

酒は飲んでも飲まれるな。ってね。