IISの怪

インストールマニアックスでサーバーを連続稼動しなければならないのでこれを気に勉強を進めようと思って一番実用的なWEBDAVを設定しようとした。そしたらなんとIIS7からはWebdavはサポートしないらしい。ウェブを見るとちらほらM$が推進しているようなことが書いてあるのだがこの無責任さがM$の持ち味。しかたないのでFTPを使うことにした。
いつもどおりサーバーマネージャ(すんごいわかりづらいところにある)を起動し役割を追加、予期しない不明なコンポーネントを無理やり依存関係によりインストールされ若干不快だったが何とか無視しFTPを設定しようとしたらIISマネージャにFTPの項目がない。おかしい!おかしい!と思ってWebを探すとFTPも別モジュールを配布しているらしい。そのインストール条件に役割の追加でFTPが追加してあるとダメダヨという記述があった。まさかと思ってスタートメニューを探すとIIS6の管理パネルがみつかり、そこでFTPの設定をするんだとか!PASVモードだとつながんなかったがもうこれは割りとどうでもよい。設定についてもネットワークドライブをFTPの仮想ディレクトリに設定できないなど、穴だらけだ。Webを探すとわずかな情報はどれも既知の手順について書かれておりメニューのちぐはぐさはそこからは浮んでこない。これを製品として出荷しているとは大いに驚きだ。つーのもサーバーとしてLINUXより実績の浅いwindowsを使用するのはディストリビューターがインターフェースを統一し簡単に管理できること”だけ”がウリなわけで、そこが破綻してるんだから。

まあそうは言ってもこのインターフェースはクライアントとして慣れているとそれなりに心地よいのも事実。ユーザーがもっと自律的かつ自然に操作できるインターフェースにしたら売れると思うんだけどな。今のままでは勝ち目はない。もうちょっとがんばってほしいと思った。