絶対ノスタルジー

日曜の午前、ちいさなお友達向けのアニメがたくさん放送しているらしい。というのも見たことがなかったかららしい、なのだが、今回何気なく録画した番組の中にその小さなお友達向けのアニメが混じっていて、気がついたらはまっていて、つまるところ自分が大きなお友達となっていたという悲しいお知らせ。
タイトルはその名も「絶対可憐チルドレン」およそ使い古された一般名詞の羅列であり固有名詞かどうか判別が難しいところだが、これは固有名詞であり、識別可能なIDだ。まったく何のひねりがないのに驚くが、驚くのはまだまだ早く、キャラがどこかで見たような、それも遠い昔に見たような、ていうかクリーミーマミですよね、ていう感じの。
しかしそのデジャヴ感はほとんど根拠のない妄想的なもので、人はそれをノスタルジーと呼ぶのだ、と放送開始1ヶ月経ってようやく気づいた。いや、別に、大きなお友達であることを認めるのがいやだから屁理屈をこねているわけではないのだが、とにかくこのノスタルジー感、昭和の時代にすこしでもアニメファンだった人はきっと理解できるんじゃないかと思う。それに、子供向けの番組とはいえ、偏見のフィルターをはずしさえすれば瑣末な表現の差こそあれ、基本的なプロットはあまり大人向けのものとかわらずに楽しめるのだ。うーん。なんというか、このタイミングで、こうくるかなぁ。商売うまいなぁほんと。ていうかうまいなぁ平野綾