アタック南東北24耐前編

ついカッとなってというレベルを大幅に超えてしまった。
なんとなくプランニングはしていたのである。久しぶりに仙台でも、と。仙台まで行ったら山形にでも、と。山形にいったら、喜多方まですぐだからそこでらーめんでも、と。そして一度冬季通行止めになった田子倉ダム周辺も走破したい、と。んで新潟県まで行ったら、三国峠通って帰ってくるのも野暮ってもんだから、尾瀬回ってかえってこようじゃないか、と。それ以外は適宜考えればいいや、と。
馬鹿じゃねーんだろうか。これを24時間でやってのけてしまったのである。およそ1100km。全て一般道を走行した。ハイライトは1.仙台から山形に抜ける峠。2.山形から米沢に抜ける峠、そして3.米沢から裏磐梯に抜ける峠。ここまでが前半のハイライトだ。
1.は夜明けのシチュエーションだ。もちろん大型車はとてもと折れない狭い峠だ。すぐ隣を高速道路が走ってはいるが、高速道路はトンネルで峠をぶち抜いてしまう。風情のないことだ。芭蕉が泣いてるぜ。芭蕉が通ったかは知らないけれど。
2.は雲と水辺の地形が見せたコラボレーションだ。雲や霧がありふれたヤマを水墨画の世界に変えてしまう。思うに何の変哲もない天気なのに山の中腹より下がきりに包まれていたということは、常に朝はそういう風にみえるんだろう。実にうらやましい、風光明媚なところだ。米沢。この峠はそれほど高度はない。が、高低差があるし、見張らせる範囲が広かったのがよかったようだ。
3.は天元台という紅葉の名所らしい。走りやすい2斜線の道路は紅葉を鑑賞するにはちょうどよい。が、後編ほどではなかったのである・・・