レースもアートだ

と、主張したい。元ネタ”ラリーはアートだ (ユハ・カンクネン)”のぱくりだが、F1が本当に面白くてしょうがない。
中国GP終わった時点でまだ3人にタイトルの獲得のチャンスがあって、残りはブラジルGPのみ、つまり最終戦の結果がタイトルにってわけだ。三者三様のプレッシャーの中での走りは見ものだが、そんなプレッシャーのかかる中での走りこそ本当にアートなレースだ。ってのも、誰かがぶっちぎりで逃げてはいおしまい、見たいなレースが多かったからそう感じるのかもしれないが。
その論理で行くと追い詰められた男の見せる行動をピックアップしてみればいいわけで
・ハミルトン 上海GPでピットレーンにコースアウト
アロンソ 日本GPでクラッシュ
ライコネン 日本GPでタイヤのミスチョイス
あたりが見所かなぁと。ライコネンにぜひ勝ってほしいが、それはつまり残り二人がリタイアに終わる事を意味する。たとえライコネンが優勝しても二人が表彰台で終わってしまってはタイトルを取れないからだ。好きな選手を応援するあまり、ライバルの必死にがんばっている若手も、もがき苦しむ王者にも”リタイアしてくれ”などという本当に不謹慎かつ失敬な願望を抱いてしまうこのファン心理こそもっともアートなのかもしれない。