day3 打ち上げ

[ロケット打ち上げ見学]
朝7時に長谷展望公園に着。最前列にはキッチリ席取りシートが引かれ、それでいて人影はまばら。なんか殺意を覚えるが、これが薄氷の暗黙の了解ならば守るしかないので、そのまま3時間半待つ(!)。時間をつぶせるものを何も持ってこなかったので(雨で水浸しになったらやなので)かなり退屈だった。しかも日のさえぎるもののない広場なのでめちゃくちゃ日焼けしてしまった(後でかなり後悔する)。
そして打ち上げ。の瞬間は、7km離れているだけあってほんのちいさく見える程度。発射台に固定されたロケットがちょっと光ったかな、と思ったら、ゆっくりと空に登っていき、さらにもくもくもくと煙を吐いて空に消えていった。肉眼で確認できたのがおよそ2分。短い花火だった・・・。公園にはカウントダウンや現状のアナウンスがあり、SSB燃焼終了を聞いて一安心。しかし先は長いが、みんなどんどんいなくなるし、自分も撤退。
[種子島一周観光]
一日かけて島を一周した。海岸はどこもエメラルドグリーンと白い砂浜、そしてワイルドな岩場の芸術作品。海沿いの道はところどころ細く、アップダウンが激しい。サトウキビ畑とサツマイモ畑そして漁港、と言った景色が延々と続く。天女ヶ倉はパラグライダの発着所になるような展望の場所。東側の海だけでなく、西側の海と屋久島まで展望できる。グッドポイント。ただし道は最悪。どうやってすれ違って言うのかわかんないくらいの急坂悪路。一番北の岬により、若狭公園で昼ごはん。とはいっても適当な店が見つからなかったのでコンビニによって弁当を買って食べる羽目に。うーん。これでも種子島では一番の市街地なんだけどなぁ。外食する店がないというのは日本の文化上逆に希少な場所だと思ったが、結構不便。食事中猫ちゃんのおねだり光線に屈して弁当のご飯を分捕られてしまった。残念だがあのかわいさには勝てない。が、おねだりしたわりにご飯はあんまり食べず。親猫と子猫2匹で、子猫1匹はむさぼるように食べていたのだが。肉が良かったのかな。ぜーたくな。帰りに種子島温泉の保養センター(町営の温泉施設)に寄って入浴。やっぱりお湯はいい。あっというまに肌すべすべ。日焼けの後が猛烈に痛いのだが、薬も買ったし、だいいち日焼けしてしまった後なのでしょうがない。
宿に帰ると猛烈に疲れて寝てしまった。とりあえずミッションの一番キモは抑えたのであとは無事に家に帰るだけなんだけど。なんでだろうこの疲労は、ってくらいで食事前まで眠りこけてしまった。ちなみに若干寝ぼけつつ食堂に行ったら宿の人にもう帰ったかと思ったと言われたのだが、まさか。あれは一種のジョークだったのだろうか。でも確かに12,13だけ予約して、という人が多かったようだ。打ち上げの終わった宿はロケットファンや報道関係者(鹿児島テレビ?)も引き上げて少しひっそりと。このひっそり感、人気のなさが種子島のデフォルトだと、少し理解し始めている自分にびっくり。