ついカッとなって奥多摩に

あーついに"ついカッとなって〜"シリーズも第3弾、今度は奥多摩です。紅葉です。渓谷です。

蔵前橋通り→裏靖国通り新青梅街道→五日市街道→新奥多摩街道→都民の森→武蔵五日市→五日市街道(以下同じ)という構成。距離は216kmなので箱根よりはだいぶ近かったが、とにかく寒い。冗談じゃなく死にかけた。

足、手の指が一本一本麻痺していき、次は顔・・・装備はウィンドブレーカーを最初から装備してレッグウォーマーも付け、万端だったはずが、甘く見ていたことは事実。ウィンドブレーカーの着方もまずかったみたいだし。今回ばかりは武蔵五日市の駅が見えたとき助かった・・・と思いましたとさ。ピークの温度は5度、でも自転車のスピードで走り続けると命に関わるほどの冷却効果になるんだと悟った。

ちなみに危機を感じたのは奥多摩周遊道路の"登り"区間。上っているのに心拍150なのに、手が、足が、凍えてゆく。何度も足を着き(あの程度の登りで!)補給、当然下りの寒さを想像して恐怖し、暖かい飲み物を補給しながらの下山。だが大自然の脅威の前にはそんなもの気休めにしかならなかったわけで、いつリタイアしようかと考えつつ、自販機まだか・・・自販機・・・と人家の全くない檜原村を激走してしまいました。

やはり時間的にも装備的にももっと余裕を持って取り組む必要があって、現状ついつい夜更かししちゃってるなんてもってのほか、ということなんだろう。

ちなみに、紅葉はとても美しく、妖しかった。まるで血の赤だった。そして眼下に広がる森、谷の向こうに見える高層ビル群、迫る夕闇、山際の薄紅の夕焼け。ぞくぞくした。これほど美しい景色を見ながら、この美しい大自然が今自分を危険な状態に陥れようとしている、ある意味この瞬間が続いて欲しいような、もう終わりにして欲しいような、命と引き替えの永遠に続く一瞬を味わってしまった。


でも!帰ってきた今となっては断言できる。あんな瞬間、二度とごめんだ。

本日の走行距離216km
今月の走行距離(中間結果)610km
本日の体重 59.1kg