アイディアの種

世の中には自分と関係ない世界、というのがある。例えば、自転車ロードレースやカートやラジコンなんかがそうだった。ドンだけ好きな人がいて、ドンだけ集まって、ドンだけ喜んだり悲しんだりしているか、わからない、知らない、知る由もな知い、知るきっかけもない世界。

んが!知るきっかけってのは意外と転がってる。キーワードは人間だ。つまり実際にそれをやってる人から聞く、これ最強。知り合いがやってる人ならば、これから始めようって人間に手助けしてくれるかもしれないし、そうでなくても話を聞く事くらいはできる。もし知り合いにいなければ、誰でもいい、必ず知っている人間のいるところに行く。そしてきっかけを行動に移す力。これ大事。例を挙げてみると・・・

例1.自転車ロードレース

きっかけ:友人Uが昔やっていたらしい。なんだかよくわからんが、自転車でレースするらしい。
ヒアリング:シャカリキという漫画が参考資料らしい。サークルの友人Mの良く行く自転車屋に信頼できるがんこ親父?がいるらしい
行動:シャカリキをamazonで即注文+即日読破+がんこ親父の店にとりあえず行って見る
結果:店に行ってから2ヶ月半でレースデビュー
今後:2006年はJCRCフルエントリー&完走目標



例2.カート
きっかけ:金の掛からない(結局幻想だと判明するが・・・)モータースポーツがしたい
ヒアリング:高校の部活の先輩Yが秋ヶ瀬というサーキットでよくレンタル走行を
しているらしい。前述の友人Mはいろんなところでレンタル走行してるらしい
行動:とりあえずサーキットに行ってみた。
結果:なんだかんだで迷惑かけながらもタイムをにらんで走れるようになった
今後:いろんなサーキットに慣れたらレンタルでレースに出してくれるようなショップを探す。



例3.ラジコン
きっかけ:自転車レースのオフシーズンのオーバートレーニング防止+メンタルトレーニングのために暖かいところでできるレース形式のホビーがやりたい
ヒアリング:こればっかりはウェブしかなかった。
行動:とりあえず、ラジコン買って、ラジコンを走らせられる一番近所(運良く自転車でいけるくらいの距離にあった)のサーキットに行ってみる。
結果:他の走行車に激しく迷惑をかけながらも少しずつぶつけずに走れるようになった
今後:まー冬の間だけの予定だったけど、雨の日のホビーとして定着できるかも。多分3ヶ月後にはレースで走れるようになるだろう。



てな具合で何一つうまくいってないのだが、とりあえず放り出したりはしていません、と。



ちなみに無茶無理無謀のように新しい事始めてる理由としては・・・
1.物事を見る視点が変わる。自転車で長距離走る人の気持ち、見えるもの、問題意識なんて、走らないと絶対にわからない。一方で走らない人の気持ちは、自分がかつて走らない人だったのでわかってる。
2.人、モノとの出会いがある。世界が広がる。人だけではなく、モノ、コト、とも対話できる。つまり考えるようになる。
3.現在の成果物(生活の結果:職業満足、経済的余裕や友人、等など)に満足していないならば、種を蒔かないと収穫は望めない。

そしてデメリットは
1.金がなくなる
2.時間がなくなる
3.怪我する、疲れる
しかしデメリットをマネジメントするノウハウも、人生に必要な資質と共通するものが多い、つまり結局は相互流用可能な資源を育てていることになるわけ。


で、何でこんなことを書いてるのかと言うと、備忘録・・・じゃなくって、これ読んだ知人諸氏にはバリバリと新しいことにチャレンジしていただいて面白そうならあわよくば自分もシリウマに乗りたい、という邪念からでございます。