金曜深夜の猿ヶ京

翌日早朝からの自転車審判執務のために猿ヶ京温泉某旅館に宿泊。猿ヶ京とは関東弊社のさいはて、国道17号三国峠の直前にある温泉地である。群馬の有名温泉地、伊香保草津などとは知名度において及ばないがその泉質やリゾートとしての非日常感ににおいては引けを取らない名湯であるが、ここは昭和を絵にかいたような旅館である。

実際のところ、日本を旅した感触としてはこうした昭和は日本中いたるところにいまだに取り残されているのだが正直ごく一部のマニアックライダー以外には縁のない世界であるような気がしなくもない。

さて。

ついさっきまで仕事をしていて、そして、今、漆黒の夜空を見上げて露天風呂に使っているという事実自体何かこう、異世界に迷い込んだような気分にさせられるのは気のせいだろうか。

明日早朝からの審判業務がドキドキで仕方ないことを除いては。