プレミアムの押し売り

最近我が愛するすき家が変な空気になって行きづらいので牛丼家をとっかえひっかえしていたのだが、松屋の牛丼がなぜかプレミアム牛丼しかない店がある。まあこれがプレミアムの価値があればよいのだが、もともと牛丼にはその設計思想からしてプレミアの概念がない。肉としての利点を放棄したご飯にかけるタレを固形物という形態にとどめるための道具でしかないからだ。当然いい肉を使ってもそれは牛丼の質の向上に寄与しない。

しかし、プレミアム。一律。

もうね、アホか、バカか。それを押し売りというのだよ。でも少なくともこの牛丼事変は松屋だけの問題ではない。他のファーストフード店が衰退した結果松屋流れ込んでるんだろう。だから強気になれる。好きにできる。それでなくてもぶちかまし逃げ切るのが昨今の風潮なのだから、そこに客の意見など入り込む余地がないのは自明。ぶちかましたもん勝ち。ちょっと前まで日本全体がこういうんじゃなかったように思うんだけれどもなー。