ボランティア新宿シティハーフ

ボランティアのためいつも会社に行くルートをいつも会社に行くより大分早い時間に通過。

大会ボランティアは二度目なのだが何しろ大会規模が一万人に迫ろうかという本格派なので大いに緊張。だがそれは杞憂だったというか、実際には大規模大会なりの大変さはあったが雰囲気としては前回と変わらなかったしむしろ忙しかった分何も考えずにサポートに徹することができたわけだが。。。

終わってみるとコレは単純作業のバイトでもできるような仕事という側面と、そうはいっても現実問題としてこういった大会がボランティアの多大な労力によって支えられているという現実を体感できた側面があり、後者は非常に大きかったと思う。彼らは(今回は自分が、なわけだけど)日々自分の仕事をこなし家事家族の応対をしながらなけなしの休日を、冬の寒い日に日も開けやらぬうちから起き、ご飯も食べず6時間も連続で寒空の下サポートをし、ほぼ無償で帰っていくわけだ。
参加者の視点だけではどうしてもこの現実を理解するのは困難だったわけだけれども、寒風吹きすさぶ国立競技場のベンチで支給された安物の弁当をほおばりながら、ダレに気づかれることなくサポートし帰って行く一時の同僚たちを横目で眺めていると、しかしこれはこれでアリだな、と少しだけ思うのだ。選手の記録は個人の域を出ることは決してないが、スタッフの仕事は大会全体そのものなのだから。いわば物事のスキームが、誤解を恐れずに言えばスケールが、まるで違うのだ。ただ願わくばもうちょっと上流のポジションでやってみたいと思わなくもない、が、それはまあおいおいということで。