すぐそこで戦争があったようです

今年も年初恒例の習志野空挺の落下傘を眺めに習志野駐屯地に押しかけたのだが、大混雑で参った。

結局歩きが10km以上入って観覧というよりはハイキングになってしまったがそれでも落下傘とヘリ、固定翼に自走砲、戦車と戦争っていうのはこうなんだよ、というのが良くわかるショーだった。

おしむらくは昨今の社会情勢を反映してか非常に混雑していたこと。したがっていわゆるマニアではなくシロートの人が多かったのが特徴的だった。良いのか悪いのかわからないが・・・

締めくくりに防衛大臣の記者会見を会場内でやっていたようだが、家に帰るとそのままニュース映像になっていてちょっとびっくり。しかも統合幕僚本部のロゴが後ろに入るのに二度びっくり。陸軍に総合火力演習、海軍に観艦式典があり、空軍には航空祭があるが基本独立したイベントであり友情出演はあってもその枠を超えないのと比べるとこの降下始めはまさしく三軍統合の象徴的なイベントなのだ。記者会見すりゃロゴくらい作る。

よその(もっと派手な)イベントに行ってここに来ない人(が大多数なのは入場者数からは自明なのだが)は残念すぎる。そんな民度だから自衛隊が好きにやれるのだろうが、皆様が「事の本質」に気づいてこれ以上混雑すると本当に何も見えなくなるのでこの程度でも良いと思います。

あと基本的に市街地をバックにどんぱちするので日本が(しかもわが故郷習志野が)戦場になったようでいつもながらちょっとだけ、割と、かなり、不快でした。もとい吐き気がしました。

つーのも、自分はへなちょこ無比なので精鋭無比が信条の空挺師団には入れないが仮に入れたとしてもコワくて降下なんてできはしないだろうし、よしんば降下できても空挺は基本包囲されるので演習と違って自走砲も戦車の援護も頼めず討ち死にするのが関の山。さらには歩兵として徴兵されても自走砲や高射砲や装甲車、戦車とやりあって生きて帰れる気がしない。ばらばら殺人になっちゃう。いや本当に、戦争はまずい。できればやらない方向で事を進めていただきたいものだ。万が一やる場合には内閣総理大臣が先頭で隊旗を掲げる条件でやっていただきたい。恐怖で一歩も動けないだろうが・・・