kindle日誌2-magazine

kindleは非常にシンプルなデバイスなので本を読むのにも段々飽きてきた。(そりゃそうだ、ただの本なんだから。それもろくに意味もわからない英語の。)

そこでmagazineを試してみることにした。理由は簡単で、本だと最初から最後まで通しで読まないといけないのでまとまった時間が必要だし、つまんねー本を最後まで読むのはそれなりに疲れるから。
kindleでの雑誌はbookとはちょっと違う。今回のサンプルはTIME.まあ日本でもかなりメジャーな雑誌だ。週刊で紙のページにして200ページほどだろうか。kindleだと挿絵は入るがキホンは文字だけ。本なら判組のバリエーションなんてたかがしれているのできにならなかったが雑誌でも同じスタイルだとちょっとアレっていう感じ。簡単に言うと雑誌のテキスト配信だ。一応記事はタイトルレベルでジャンプする事ができるが、まあその程度。初期のworld wide webを彷彿とさせるコンテンツだ。だがちょっと予想の斜め上を行っているのは”毎週勝手に配信されること”と”新しいコンテンツが配信されると古いものは自動的に消えること”だ。後であの記事が読みたいなと思っても後の祭りだ。
つまりkindleにおけるmagazineとは最新のTIMEのテキストを1週間読めるサービス、となる。もちろんWiFiをoffにしておけば自動配信が昨日しない代わりに古いテキストを読み続ける事はできるのだが・・・

こう考えると肩すかしなしょぼいサービスに聞こえるかもしれないが、なんと月額料金は驚きの$2.99、日本円にして240円だ。紙のTIMEと読み比べた訳ではないので紙のコンテンツがすべて電子提供されているかはわからないのだが、分量はかなり多くて正直もう勘弁してくれっていう程度の量を読む事ができる。ある意味オトクなサービスなのだが、、、

電子書籍というのは単に紙の雑誌を電子化したものではない、ということ。フォントは選択したフォントに統一されるし段組みも読みやすさもなにもない。kindleのベースフォーマットに落とし込まれた本当の”テキストデータ”だ。この辺りの割り切りがamazonというか、アメリカ的というか。ほら、ピーナッツバターぬってパンを食えよ、満足だろう、というそういう態度なのだ。確かに日本ではありえない。黒船と言われるわけだ。

だがまあ、ノーと言えない日本人は黙って使うのだ。それが正しいかどうかは別として。