隼ツールド甲府盆地

隼で甲府盆地へ向った。これだけの近場だとなかなか来るチャンスがなかった甲府盆地。一日あったら京都観光!というスタンスだと半日でできるだけ疲れずに、雨にも遭わずにというコンセプトでようやく甲府になる。

中央国立府中から甲府南まで。途中境川PAで桜もつ定食を。これがうまい。甘めの味噌で味付けされたもつがとろけるほどやわらかく、ご飯との相性が最高。鶏ではなく桜というのもミソ。

高速を降りると雨が降ってきた。えーうそ。どうしてこうタイミングが悪いの!?遠くには雷鳴が轟き甲府に歓迎されていない感がバリバリ。

気を取り直していきなりメインイベントの武田神社甲府には駅の近くに近代城郭としてのお城甲府城があるがこれは武田氏が作ったどちらかというと古典的な舘。参道から眺めると風格が凄い。上杉よりもこっちがイイ。

続いて昇仙峡へ。スコールは一旦去ってかさがなくても大丈夫。歩いて渓谷を楽しむ。新緑がまぶしい。空気がうまい。水、岩、土。の一番うまいところを食べられるわけだ。さらに珍しいことに遊歩道は徒歩+観光用馬車がOK。ということは・・・馬に乗っていれば走れるのかこの道路!?制限30km/hと書いてあったが。

引き続き昇仙峡を登るがフィーリングは良くない。路面はぬれているがぬれきっているわけではない。ちょうど去年の鈴鹿のような微妙なコンディション。慎重に慎重にバイクを操るがどうも乗れていない。途中金桜神社にも参拝。医者と薬の神様らしいが、これもちょっとめずらしいな。水晶をお守りとして使った日本発の神社だとか。確かにこの辺水晶取れることを思い出す。今度水晶ハントに来ようとメモ。

その後一旦韮崎方面まで降り、県道6で盆地を西から東に横断して塩山から大菩薩ラインに入る。高速を走っているときには対向車線が結構混んでいたのをみていたので高速で戻るという選択肢はなくまして雁坂トンネル秩父、だと時間がかかるので大菩薩。大菩薩は去年末にも逆コースで越えたがこの方向は初。

と、まずは大菩薩の湯で休憩。嵐は収まらず風と時折凄い雨粒がたたきつけている。何でやねん。天気予報うそばっかやん。しかしここのお湯はいい。アルカリ性らしいがお湯がトロッとして入ると肌がつるっとなるのを体感できる。体感できるのはいいことだよね。大人600円の料金もまあ良心的。

そこから先はもう地獄。柳沢峠を越えると雨は本格的に降ってきてどうしようもない。路面は鏡のよう。気温は最低で8度が表示された。部分的にももう少し低いところもあっただろう。タイトなコーナーは上り下り関係なく止まらんばかりにスピードを落とすしかなかった。ああダメだなダメだ。この状況で隼を普通にライドできるだけのスキルが足りていない。

それでも17時過ぎ帰宅。ずいぶんかかったなあ。