秩父七峰縦走完走

きつい・いたい・もうだめだ

以上が本日のまとめ。しかし過程の際どさと裏腹に無事に七峰を縦走し時間内に完走となった。

まずアプローチからしてヤバい感じがしていた。4時に起きて準備するが直前に45リットルのザックに変更、BIGAでウイダーとパンとおにぎりを調達、0534の電車に乗ったのだがなぜか小川町駅についたのは0730だった。つまりまるまる2時間かかった。原因の一つは西武の本川越と東武の川越の乗り継ぎが悪いこと。だがまあそれは些細なことか。歩き始めが駅だったのでアプローチが普通に長い。今回は悩んだ末にこの点を重視してトレラン用のシューズを採用した。だがはくのは今日が最初。え?今日初めてはく靴で42.195kmもの山道を歩いたって?ま、買っただけましということで。
次にトレイル部分だが今回の山域にはそれほど高い山は存在しない。官の倉山は300m程度だし、笠山、堂平山、大霧山、などが800mほどだが、まあその程度だ。しかし標高がそれほどでもないということと登るのが簡単であるということは少し違っていて特に今日は官の倉の時点で本日のイベントの恐ろしさを思い知らされた。それが渋滞。幸か不幸か今山は空いている。いや、俺が変な時間に入山するからかもしれないが、それでも山道で渋滞に引っかかることなんてそうそうないことだ。せいぜいすれ違いのための順番待ち程度のものだろう。が、今日は同じコースを同じ順路で5000人以上の様々な脚力の人が歩くわけで、当然トレイルは大混乱となる。普通に登れば5分かな、っていうところでも渋滞してるから30分。これがコースのそこかしこで起きるのだ。42.195kmもあるかないといけないのにこれでは時間がいくらあっても足りないというものだ。

2番面の不安要素は天候だった。もともと午後から雨が降るかもというのはわかっていたが土曜日は一日曇天でも雨が降らなかったこともあってあまり予報を信用していなかった。しかし今回は15km地点くらいで笠山エリアの頂上付近の霧の中で服に雨粒が着くのを感じた。霧の中だからかなとも思ったがその後本降りになってしまい、結局ゴールするまで、いや帰宅するまでこの雨はやむことはなかった。この季節、冷たい雨がどれほど体力と足場の安全を奪うことになるのか想像するのは難しくない。特に足場の安全は土がむき出しの急坂のトレイルではとても危険。つまり地獄の始まりだった。

3番目の不安要素は視界不良だった。これまた雨に前後して山全体が霧に包まれてしまった。特に秩父高原牧場の付近では視界が50m以下にまで落ち、前を歩いている人のシルエットをすらたびたび見失う始末だった。道路脇の順路を示す小さな看板は言わずもがなだ。結果たちどまって地図を確認せざるを得ない事態が度々発生し貴重な時間を浪費してしまったのだ。


とまあ、上記3点の理由により今回縦走は困難を極めたが、得るものも大きかったと思う。ただ声を大にして言いたいのは、もう二度といかねえ!ってことだ。

出発0505
縦走開始0730
縦走終了1825
帰宅2130

縦走10時間55分
作戦行動時間16時間25分

おい!なげぇよ!ころすきか!