ハーフマラソン、フルスロットル

昨日不完全燃焼だったが今日は残念ながら休日夜間勤務、通称ヤキンの予定が入っているので遠出はできない。しかしハセツネを諦めるかどうかにかかわらず目下直近のレースは3/4の立川シティハーフであり今度こそ死んでも(文字通り死んでない限り)出走しないとだめなわけでということは後半月ちょっとしかない。というわけでプレ大会ということでハーフマラソン距離にトライすることにした。場所は多摩湖自転車道特設コース。自宅から1km、片道0.9kmの往復コースを11往復する。締めて21.6kmという計算だ。

正直言って急な山道を25kmも歩けることがわかった今となってはロードなんてスリルのかけらもないつまらないものだな、なんてふざけたことを考えていた。が、初めてすぐにそれが杞憂であり、すなわち結構ヤバいことに気づいた。

2往復が終わるころには左ひざの外側に違和感が。まだ3kmしかはしってないのに!その違和感は1kmほどで消えた。

3往復半くらいで今度は右足首が痛くなってきた。これは3年前軽井沢で遭遇した症状に似ていた。しかしまだ止まるほどではない。だましだまし走っているとこの痛みも消えていった。

5往復を完了した段階で急に足が重くなってきた。なにか錘をつけられているようだ。足が棒になったよう、とも表現できる。その先日が暮れてきて寒さと風が大量を奪う。

7往復くらいでおなかが空いてきた。エネルギーを使い果たしたのだ。

9往復くらいで完全に空腹感は消えた。それと前後してペースががっくりと落ちる。体がハンガーノックにより出力セーブモードへ切り替わったのだ。

11往復に入るとき、つまり最後に自宅から離れる方向に転換する一瞬が一番つらかった。このまま帰りたい、きつい、もう続けたくない、やめたい、でも足が動く限りはやめるわけにはいかない。ラスト11往復の折り返しを回ると逆にこころが急に軽くなった。だってもう家に帰るだけなのだから。歩いて帰るか走って帰るかの違いだ。

2時間45分でゴールした。

はい、タイムアウト、失格です。えーうそ!!
そしてこれからヤキンですよ!?本当ですか正気ですか。