motoGP予選死守

一年に一度のmotoGPだが明日は自転車のレースなので今日1チャンス。しかし前日にいろいろありまさかダメなのかというところまで追い詰められていた。でも8耐もダメだったしMotoGPもダメだとここで終わってしまうような気がして無理をしてでも行くことにしたのだ。だって諦めるのは常に簡単なんだ。そしてまた来年、またいつか、のいつかなんてない。今日、明日できないなら来年や再来年はないのだ。
というわけで昨夜の業務から突貫でもてぎへ向った。会社を出たのが4時半過ぎ、この季節だとまだまっくらだ。空を雲が被っている。その早朝と深夜の間を切り裂いてもてぎへ。結局7時過ぎというベストタイムに到着。予選日にこれだけ早く着いたのは(泊り込んだ時も含めて)初めてだ。だからチケットセンターが7時半にならないと開かないのも入場ゲートが8時からにならないと開かないのもまあ新鮮だった。
DUCATIXROSSIのキャップとツインリンクもてぎのレジャーシートを買ってヘアピンに半日陣取る。今回はKissDNに18-55をつけていったのでヘアピンじゃないと使い物にならないのでは、と危惧していたのだがヘアピンですら使い物にならなかったw
しかしレジャーシートいいな。一人で言ってるのに黙っていてもシートが領地を主張してくれるというか。逆に今まで結構肩身が狭い思いをしていたということだが。
一年ぶりのMotoGPのエキゾーストは完全に忘れてしまっていてしかしどこか懐かしいような気もした。着てよかったと実感した。なんというかテレビの方が確実にセッションの状況は理解できるのだが迫力は伝わらないのだ。
その思いを深めたのが午後にダウンヒルストレートエンドでみていたときのこと。丘の向こうにかすかにみえたマシンが信じられないスピードで近づいてきてブレーキング。アッ間に合わない止まれないぞ!!っていうのを毎周繰り返して感じられるなんてテレビじゃムリだ。逆にアタックしていないライダーはそういう見方をしていると加速とトップスピードからの減速具合からまだ余力を残しているのがわかる。みんなダウンヒルストレートエンドはムリしているからそのあたりが音と目からビリビリ感じるのだ。
だが一人だけアタックラップだと思われる状態なのに全くムリしていないように感じるライダーがいた。それがケーシーストナー。リザルトだけ見るとポールを取ったもののロレンソに迫られているように見えていた。だがあえて言おう。ケーシーはわざと走りにマージンを取り”迫らせている”のだ。自分は絶対にミスをしない領域でライディングをし、近づける、追い越せると思わせて後続にリスクを犯させる。ロレンソもチャンピオンだからそう簡単にミスはしないだろうが期待値としてリスクを取ってアタックせざるを得ない常態がつづけばどうなるかわからない。ケーシー恐ろしいライダーだホント。
今回は予選のみなので観戦券はたったの4000円。浮いたお金でピットウォークをやってみた。かつてSUPERGTか2and4あたりで一度やった気がしたがその時の記憶を忘れてまたやってしまったわけだ。結果はついたてで隠されたピットの写真が少しとヤマハドゥカティのミニポスターが合計3枚。イラねーとは言わないが世界選手権のピットウォークが当日2000円というと非常に安く聞こえるのと裏腹にその内容は値段に見合ったものかというと激しく疑問を感じる。
家に帰ると20時過ぎ。一日長いな!