猫をかおうと思う

隼に乗り始めてから1.5年、日本をあらかた回ってしまいもう足としてしか使っていないわけだが足として使うには隼はあまりにもアレであるということがわかってきた。いや、それは最初からわかっていたことなのだがバイクでツーリングするということに価値があってももてぎまでバイクで行く事にあまり価値はない。ましてやレースという目的があるのならば、そして雨やら風やらがあるのであればなおさらだ。
そういうわけで足を捜していたのだが、足という意味では普段はレンタカーを使っている。幸いにもそう遠くない距離に24時間営業のレンタカー屋もあり、最近ではコンパクトクラスを頼んでも荷物が載らなくて困るということも起こりえない。ネックはというと雨の日に遠くない距離とはいえレンタカー屋までの往復はそれなりに堪えたりということ。そしてクルマをつい使いたくなるのはそういう雨の日なのだ。会社の往復にはできるだけ使わないようにと考えているが・・・まあ、そこは別途。
さて、ここで今までの車歴を振り返るとホンダ・シビックフェリオ・セダン・5MT・白→ホンダ・プレリュード・クーペ・4AT・赤の2台だ。要件としては
1.セダン、クーペときたのでハッチバックも一度いっときたいな
2.駐車場が縦列なのでできればコンパクトな方がいいな
3.走りにも定評があるといいな
4.ホンダ以外がいいな
5.白・赤以外がいいな。
そしてなにより
6.レンタカーじゃ得られない何かが欲しいな<<ここが大事!じゃないとフィットで十分だから。

6の要件は実は4とも絡むが、外車というのがポイントになる。近所のレンタカー屋には外車なんてないからだ。国産のコンパクトといえば価格帯的にもレンタカーで通常借りるレンジと重なり、レンタカーと同じ車種を(それが多少レアだったとしても)所有することになる。同じものを不経済な形で使用するのは非論理ないしは不合理だろう。国産ハッチバックでもスポーツグレードのMTならば条件を満たすが、それだと価格もあがり本来の足という目的を踏み外しそう。
そこで輸入車ハッチバック、いわゆるBセグメントを検討した。まず頭にうかんだのはプジョーの206・307シリーズ、VWポロシリーズ、フォード・フォーカス・フィエスタシリーズ。307、ゴルフ・ポロだと予算的に折り合わず、フォーカスはあまりに質感に疑問があり206に絞られた。ちなみに大好きなメルセデス・ベンツはそういういみで小さいハッチバックは作ってない。次に好きなオペルは日本撤退状態、次の次に好きなアウディはサイズと価格が折り合わず。イタ車はもともとこのクラス数は少なかったしデザインは受け付けられず、スペインセアトもチェコシュコダも日本では激マイナー。新しいルノーメガーヌのデザインが超セクシーで参ったが予算が折り合わないっていうレベルじゃなく。
結局206に仮決定した。でまあ一番近い展示場所がディーラーだったのでディーラーだったので雨のなかびしょぬれになりながら行って来た。値段は大して安くはなかったが出せない金額ではないという程度。最終支払い額の見積もり113万をもらって帰ったが、値引きの余地は切りのいいところまでってことで3万ほど引いてもらえそうだった。が、納車作業が4万とか意味不明な項目もあり、まあ外車ディーラーなのね、という程度。ちなみに05年のシエロというグラスルーフはカタログで220万。値札が95万だから6年3万km乗ってそれしか落ちないの?という程度。次の車検で2年2万キロプラスされると8年5万kmで、売値的にはただ同然になるんじゃないのっていう疑問もあり。ただ隼に100万出したのだから206にも113万くらい出していいか、っていう気がしないでもない。
それにしても隼の次は猫かい。動物園になりそうな予感。