望遠鏡パワー

望遠鏡を買って1年以上になるが、ろくに観測しなかった上に双眼鏡まで買ってしまいその手軽さと侮れない機能性に感動したわけで、コレまで以上ないほど望遠鏡の存在意義が問われている状態であった。というわけで24時まで仕事をしたのちに家に帰り、バーボンを軽くひっかけたのちに望遠鏡を引っ張り出し再びM42の観測を試みた。が、まず導入が困難を極め、倍率は低い状態からのトライであったが肉眼と双眼鏡では見え方がかなり違い、場所の制約もあって暗闇の中で三脚の脚を伸ばしたり、猛烈にムリな姿勢で調整が必要だったりと散々だった。こうしてようやくM42を導入したが、よく写真では色つきの素晴らしい姿が載っているが肉眼ではがんばればなんとか星雲を認識できるかどうか、という程度。なんだかちょっとがっかりだったが、試しに最大倍率にしてみたら星が見えすぎて逆に破綻していた。恐るべし望遠鏡、恐るべし高倍率。まあ星雲や星団はそういう高倍率で見ても楽しくないのがちょっと残念なのだが土星が見られるタイミングが着たらきっと本来の性能を発揮してくれるのだろう。