星と宇宙の日

さすがに疲れ果てて午前中はのびていたが午後から三鷹天文台の公開日に以降と思っていた。武蔵野に引っ越して3年になろうかというのに自転車で行ける(こんかいはロードでおしかけたが、正直ままちゃりで十分に行ける距離だ)天文台に一度も行ったことがないのはあまりにもったいないしこのチャンスにいかないともう二度と行けない気がしたので。そしたら。
あやしい不動産の勧誘が家に押しかけてきて1.5時間以上話つづけやがった。帰れといっても帰らないので一応20時からにリスケして三鷹へ。おかげで16時になってしまい日は暮れてくるし見られない施設はあるしでかなり不愉快に。
今回のポイントは2つで、1.本物がどういうものなのか眼で見る2.自分が使う次の装備を検討する と、ポイントというほど絞られていない状態で乗り込むことになったわけなんだが。
内容は思っていたよりずっと薄くて、日本最大の屈折望遠鏡はさすがの大きさだったがそれ以外はう〜んこんなもんかという感じだった。まあ見た目のもんだいじゃないんだろうけど。50cm望遠鏡の観望会も、会場に到着した瞬間に整理券が配布終了とのことで見られず。メーカーの協力でかなり大きな望遠鏡を試しに見させてもらえて10本以上、超高価といっていい望遠鏡で木星を見たが、うーん感動するほどの絵は得られず。倍率的には最大でも150倍程度だったと思うので、倍率を上げたら多少は違うのかもしれないが逆の意味で意外だった。その倍率であれば今の望遠鏡でもう少し勉強して大口径でなければ見られないものが見つかってからじゃないと買い換えても単純にいいものが見られるわけではない、ということがわかっただけでも収穫だろうか。さらに今までスルーしていた恒星を初めて見た。ベガ。大口径だったのでかなり見栄えはよかったのだが。その後アルタイルも肉眼で視認できたが、その道の巧みの解説なくしてそれが本当にアルタイルなのかどうして知ることができようか。まあでもそこは慣れの問題もあるのだろう。まずはトライしないことには始まらない。そして出店で双眼鏡も購入。まあコレは絶対必要かというとアレだけど・・・望遠鏡はどうしても自宅から見られる範囲が限られるし動かすのにも腰が重くなってしまうので望遠鏡での運用も試してみようと。さらにおまけで勉強になったのがシーイング。確かに東京で見られる星は少ない。明るいから。だがそれ以上に日本で一番天体観測に適しているのは岡山なんだとか。晴天率もさることながら長野県にくらべて1.5倍も良い像が見られるとかなんとか。これは衝撃だ。長野より岡山がいいって?ま、ことの真偽はともかく(というより真なんだろう、国立天文台がそういうんだから。)やはりシーイングのいいところでみないとみえるものも見えないということだ。今まで観測してきて雲がかかっている時はどんなにがんばっても見られないということを学んだが東京じゃどんなにがんばってもみられないものもある、と。つまり望遠鏡を担いで(担がなくてもいいけど)岡山(ないしは長野)までいかないと見られない天体もあるということなんだろう。これは正直衝撃だった。ソラは誰にでも公平にあるものじゃないのか・・・
その後武蔵境の駅前の丸幸でネギラーメンをたべ、今日の最後にして最大の懸案事項を片付けるべく交番に。まずは相談という形にしたが、不動産関係の勧誘で事例があるらしい。あるなら対応してくれよ・・・と思うのだが。まあ警察にも警察の事情があるのだろう。きっと警察に通報しない人が多いから警察としても大々的に動けないんだろうな。悪い人が増えたら市民の責任でそれに対応していかなきゃいけないんだな、と当事者になってみて初めてわかった。それは決して個人の力で殴り倒したり精密射撃したりする必要はなくて110番すればいいんだ。簡単な事だが、なかなかできるもんじゃないよなあ。試しに時間に来て欲しいといってみたがそれはムリだ、と。想定の範囲内だったのでとりあえず交番の電話番号をもらって帰ってきたが、謎の押し売り商は約束の時間通りにやってきた。最初に身分を確認しようとしたら言を左右にして名刺を出さない。身分証も出さない。会社概要も出さない。免許証は見せたが、かなり怪しい。身分を明かさずに一体何の商売をしようとするのかと疑問だったが、30分(まじかよ、遅いよ、30分あれば鈍器で殴られた上にめったざしにされて証拠隠滅すれるのには十分な時間だよ。たのむよホント。)で警官が到着。きっちりと仕事をしてくれたようだが・・・気持ち悪い幕切れだった。結局どこの会社の誰なのかわからずじまい。しかしこれ、こういう解決に至らない人も多いのではないか。