時には魚の視点で

最近高まりつつあるアウトドアチャレンジ意欲。今日はうと奥多摩カヤックのスクールに行ってきた。奥多摩といえばクルマで自転車で、電車でハイキングなどなどアクセスが悪いながらも長いことそれなりに通ってきた場所なわけだが、日向和田駅を降りて徒歩5分、河原に向う細い砂利道を降りながらこんなとこ着たことない感がすでにただよいまくり。
簡単な説明を受けてカヤックに乗り込むとさっき通ってきた橋がはるか高くに見えている。川からはほとんど人工物は見えない。教会と橋だけ。道路や線路はまったく見えない。ということは、だ。道路や線路からではこの場所は見えないということだ。当たり前か。そしてもうひとつ、川は低いということだ。普段自転車で奥多摩に練習に来ると絶壁から見えない川面を見下ろす形になるわけだが、ここでは常に見上げる低さ。しかし不思議と圧迫感は感じない。見知った場所の、見知らぬ素顔。これぞ非日常ではないだろうか。

本題のカヤックは素人なのでまっすぐ泳ぐこともままならずくるくると回ってしまうのがもどかしかったが回りながらもそれなりに自分の行きたい場所にいけるようになってくるともう楽しい楽しい。水上サッカーで転覆してからはさらに吹っ切れた楽しさ(着替えを持っていないのだが・・・)。激流に逆らって上ったり、逆に激流に乗って下ってみたりと普段橋の上や展望台から川を見下ろして、どうってことない、良くある景色だななんておもっていたのだが、ほんのちょっとの(経験前の視点だが)流れの起伏が実はびっくりするほどのエネルギーを持っていた、なんて。正直目は見開きっぱなし、ハァハァしっぱなしだった。練習の最後にはちょっとした飛び込みもあり、本当に爽快。とにかく楽しくスッキリ!だった。

練習が終わるとBBQで、これがまた大量に食べてしまったのでダイエット効果はあまり期待できないが、場所の魔力か食べても楽しく飲んでも楽しく。と半日徹底的に楽しんでしまった。時間割りで考えると割高かなと思われた料金だが、楽しさを考えるとそれでもまたきたい!誘ってくれた”う”には本当に感謝しております。