ジョニ黒

ジョニーウォーカー。ウィスキーが好きならば誰でも一度は飲んでみたい、というかブランドイメージ的にはずせないお酒のひとつなんだが、ウィスキー暦が浅く正直初心者だった自分はジョニーウォーカーだったらなんでもいいやとばかりに赤ラベル、つまり一番安いやつをなんどか買って飲んでいた。
一番安いやつといっても国産の同じグレードと比べると相当に高いのだ。そして当然のことながらエントリーグレードでは味もたいしたことがなく、まあ、こんなもんかな、シーバスリーガルのほうが全然うまいや、とか思っていた。

しかし冬が来るにあたって再びウィスキーをバリバリ飲んで(生きるために)行くかとなると、ちょっといい酒を試しに買ってみてもいいかな、と思い試しに黒ラベルというワンランク上ののグレードを買ってみたのだ。ワンランク上といっても2000円程度なのでお酒の値段としてはそれほど高くは感じないし。

そしたら今までの自分がいかに勘違い野郎だったかということを一年越しに気づいたわけだ。つまり確かに旨かったのだ。そして現在の理解は最低でもセカンドグレード飲まないと酒の味はうんぬんいえないな、ってこと。ちなみにこの上にはグリーン、ブルーというグレードがあるのだが、太っ腹な友人K山に一度だけ飲ませて貰ったことがある。そのときには確かに旨いが値段分の味かなぁなどと失礼極まりない発言をした記憶があるが、果たして今飲んでみたらどうなのだろうか。