往くは黄金の大海

ここんとこ自転車の練習が不足気味なので連休最終日は荒川CRで練習することにした。目的地はとりあえず白石峠、ということにし同期Kとは秋ヶ瀬で待ち合わせ。ふくらはぎに若干疲労が感じられたが大腿部は余裕があったのでそこそこいいタイムで秋ヶ瀬に到達。そこからホンダエアポートを目指したが、途中やたら長い集団にペースを乱され追い抜いたり。
入間大橋のたもとでK山は引き返すことに。さすがにこれほどの近距離では食事も補給も必要がないので別れて先を急ぐことにした。当初の目的地は白石峠だったが微妙に同じような方向に行きそうな集団ヶ多く、渋滞を嫌って森林公園を目的に変更。案の定ほとんどサイクリストはいない。一人紫のMTBに乗った老人(たぶん60は超えていたように思うが)と100mほどの感覚を保って走り、森林公園へ。CRの両サイドには水田が収穫時期を迎えて金色の稲穂が豊かに実っている。まさに黄金の海を泳いでいるような気分。やはりこの季節は特別だ。
森林公園は以前一度だけきたことがあったがそのときはわざわざ入園料を払って走るほどのもんかな、と思ったが、ものは試しと400円払ってサイクリングロードを試してみることに。そしたら中身は実に濃い。コースは清掃が行き届き、アスファルトの質もかなりのものだ。さらにツイスティで高低に富み、上りも下りもコーナーが楽しい楽しい。このコースでぜひレースしてみたいと思った。が、トンネルなどもありとてもタイトなブラインドコーナーが多いのでレースコースとしては危険なのだろう。惜しむらくは連休ということもあり家族連れがかなり多かった。だから脇を通過するのは徐行しないと大事故になりかねない。でも徐行するのに全くいやな感じがしないのだ。きっと小さな子供を連れた家族がなんとも楽しそうに走っているからだろう。自転車に乗るようになって久しいが、あれほど楽しそうに自転車に乗る人たちを見るのはひょっとしたら初めてかもしれない。街では自転車は単なる足であり、めんどうだけどガソリン高いから乗る乗り物でしかないからだろうか。いい景色とちゃんとしたコースがあれば自転車は最高のアトラクションなんだな、と思った。少なくともそういう風に見えたのだが。
帰りも黄金の海をすいすい、とは行かず、森林公園でハッスルしすぎた感が強く我慢の走りとなってしまった。もう少し踏めるのだが腰やふくらはぎを終わらせるわけには行かないし。。。距離を長くとると練習の強度を落とさなければならないことがある。練習メニューを少し考え直した連休最終日だった。結局150kmも走ってしまった。
帰りがけに小僧寿しでキングセットを購入。なんとなく荒川方面から帰るときには小僧寿しを買う習慣ができてしまった。不思議ナリ。でもうまいからいいや。