燕岳登山1日目

夜明け前の穂高駅に放り出されるも何とか乗り合いバスに乗り登山口まで人っとび。新宿から穂高は5000円ほどなのに穂高から登山口まで1600円てのはちょっとアレなようだが、タクシーと比べると大分安いってことなんだろうか。こちらのバスの混雑はかなりのもので助手席まで全部埋まるほど。繰り返すも早朝5時の光景だ。木曽のもぐもぐ2by2さんと四日市のバケツでごはんさんの会話を聞きつつうとうとしているうちに登山口に到着。
目標高度はおよそ2750m、登山口は1300mなので高低差およそ1400m。この登坂高度は富士山とほぼ同程度なので標高が1000m低い分かなりらくなんじゃないかと予想していた。が、登りはじめから雨が降り始める。カッパを着てスタート。最初は森の中なのであまり雨がきにならずむしろレインウェアが暑く感じるほど。シューズも防水なのでもうぜんぜん雨は気にならない。GPSが森の中で不調なことを除けば最高のすべりだし。気になっていた荷物の重さによるパフォーマンスの低下も予想範囲内。
14時には山荘につき、テントを設営後遅い昼食を食べ15時過ぎからレインウェアとストックだけもってピークハント。荷物がないと本当に足取りが軽い。しかし空気の薄さは感じる。やはり睡眠不足や疲労などが高山病の要素なのはかなり確からしい。のぼりは樹林地帯だったが稜線は樹木のない森林限界付近で本当に見晴らしが良い。近場の山とは違う「山岳」という雰囲気を堪能できた。
夕飯を食べて一杯やって寝たのだが、日が暮れると猛烈に寒い。ウィスキーが必需品だった。もちろんストレート。このあたりは冬場に家で飲む理由と変わらなかったりするところがなんとも。俺んちは山岳か。