乗鞍−素晴らしきヒルクライムレース

一時はどうなることかと思った全日本マウンテンサイクリングin乗鞍であったが、スーパーメカニック兼スーパーコーディネーターとその愉快な仲間たちに助けられ無事完走を果たした。
1年3ヶ月前、実につまらない落車のおかげで 「手術なのか、完治するのか、また自転車に乗れるのか、そもそも日常生活に支障があるのかないのか」という境遇に陥ってしまったことから考えるともう、なんというか、ノーコメントとしか言いようがない。
とはいえタイムは2年前より2分も遅い1時間31分14秒。これはもろもろの事情を考えると仕方ないところだが、全く同じコースを全く同じコンディションで走って2年前より遅いという衝撃的な事実を突きつけられることにより自分の中で何かがはじけた気がする。つまるところ俺は忙しいと言いながらラーメンとポテチを食べて体重を増やしていたわけであり、雨が降っているといってはせっかくの最新のローラー台を部屋の片隅で埃をかぶらせていたわけで、果たしてその現実と向き合えていたかというと、否、であった、のだろう。きっと。
このタイムが教えてくれた目の前にある選択肢は二つ、再び挑むか、諦めて逃げ出すか。さらに答えは余分な脂肪のお陰で全く踏めない90分間が、やっぱり指し示してくれていたわけだ。恐るべしヒルクライムレース、そして素晴らしきヒルクライムレース。
てなわけでちょっと感傷的になっちゃったけどもうちょっと頑張ることにしますよ。

そして微妙にタイトルを変えて再投稿しているあたりが感動3割減だ。