浮んでいたい

世間はオリンピックの話題一色なので平均年齢およそ50歳の幣プロジェクトにおいてもそれに準じる形でオリンピックの話題一色。となると昼食の会話がかなり苦痛。何しろ前日のハンドボールやら野球やらの結果を知っていることが前提になっているので、かなりのハードルの高さ。
そんなわけでかろうじて話題に食い込めるのがわが母校本郷学園出身の北島康介選手のメダルの話だけ。実はというか知ってる人は知ってるが、本郷学園にはプールがない。プールがない学校に通う生徒がオリンピックで金というのは何か悪いジョークのようだが、実は歩いて5分くらいのところにスイミングスクールがあるのだ。なので水泳の課外授業(そんなにしょっちゅうやるわけにはいかんのだよね、外部施設なので)はそこで泳いだわけだ。今となっては記憶の片隅に微かに残る程度だが、はて北島と同じ時期、同じ学校で、同じプールで泳いだって言う事実が意外と一般人にはウケルのだ。そんなこんなで頻発するアタックを凌ぎきり今日もちぎれずにすんだわけだが、そんな話題に食いつくあたりオリンピックファンってのは薄くてスポーツマンシップが感じられないのは俺だけか。今後の日本のスポーツに危機感を抱くのは俺だけか。
とりあえず自分はよく知らない人のメダルの色がどうこう言うより、競技用カヤックでいいから、ただ浮んでいたい、と思う次第だ。