間違いだらけの休日計画

起きたらもう昼近く。この段階でかなりやる気はなくなっていたのだが、午後から雨という予報だったので考えた挙句安全策で練習はお休みということに。
朝一(十一時半は過ぎていたが)なぜか高校時代の先輩からGeForce6世代とRadeon9x世代でH.264系H/W再生支援機能があるかというQAがあったのでそれを実に無難に回答(GeForce6からはPureVideoという支援が、RadeonXからAVIVOという支援がある・・・よって同世代なら買うのはGeForce6)したあとはだらだらとニコ動を見たり撮りためたHDDレコを消化する作業に従事。
さらには間違いだらけの自転車選びなどというふざけたタイトルの本を友達から借りたので読んでみた。が、これは相当に腹の立つ本である。筆者は早稲田の先輩(といっても早稲田も広いが)であり、人科を出た後スポーツジムのインストラクターを経て個人経営の自転車屋をやっているのだ。
この人の言いたいことは、今のカーボンフレームとか、完成車、完組ホイールは駄目。フォークとわっぱに金をかけるべきだよ、ということだ。もっともこれは大分大雑把で、専門店の必要性を説いたりとまともな面も多い。信頼できる店をみつけたらあとはそこに任せるべきだ、と。俺も専門店を完全に(120%くらい?)信頼しているので、主張はわかる部分もある。
が、論拠が薄いのである。データを示せ、なのである。いわく、店に修理として持ち込まれた自転車を乗ってみたら・・・、いわく、知り合いのプロ選手に言わせると・・・、著者がインプレして危ない自転車だな、というのはわかる。そういう感じ方もするだろ。そういう自転車もあるだろ。でも世の中にある多種多様なカーボンバイク、フォーク、ホイール、完成車、組んだことも乗ったこともない自転車を悪いといいきれるのだろうか。それこそ営業妨害じゃないのだろうか。なぜメーカーはこんな本を野放しにするのか疑問でしょうがない。まあ、相手にしないというのがもっとも紳士的な対応なのだろうが、メーカーを信じて、そのメーカーを売る店主を信じているユーザーの気持ちは考えたことがあるのだろうか。その意味で後半やプロフィールに革命家などという反社会的なプロフィールを見て笑ってしまった。幣大学の先輩というのはこういう人種が実に多いのだ。まずは自転車業界から革命したいといいつつ、論拠不明、非論理的な本を書いて少しずつ信者を増やそうなどという非現実的な手法を選択しているあたりおよそやる気がないのだろう。もっとも革命したいなどと、大手を振って言っちゃうと公安とかに目をつけられていろいろ大変だよね。そんなことする勇気もなく、茅ヶ崎自転車屋で革命家を自称するんだよね、アハハ。と、2ちゃんねらーじゃなくても一言以上言いたくなってしまう。その意味では筆者は実に”やり手”であると言えよう。最高に腹に立ち記憶に残る1冊であることは間違いない。

あと、インターネットをやると馬鹿になるとか、文字にするのやめよう。この人はテレビを見ると馬鹿になるとかいいだすんじゃなかろうか。