アタック富士山頂海抜0m登山 後編

朝4時半に起き登山開始。開始直後はやっぱり酸素が薄くきつい。しかし絶対無理というわけでもなく、限界を超えないように、心拍を意識しつつ上る。だが気温は低めで雨具をきるかどうか迷うかというレベル。足はそれほどきつくないが、高度が上がるにしたがって心肺が心配に。別にギャグじゃないよ。だが気温のせいでとまると汗が冷えて、しかも歩き出しの心拍がピーキーで扱いづらく、ついつい立ち止まりたくなくなってしまう。そういうときはペースを落として体を冷やさずに心拍を調整するのだが、難しいながらもコントロールする。そんなこんなで2度目は精神的な不安(いつつくか、的な)も少なく無事登頂することができた。頂上で800円のカップめんを食べ、剣が峰の展望だいからは雲だけの世界を見て下山開始。しかし・・・どうやら高山病にかかったらしく、次第に頭痛が大きくなり、次は腹痛、とコンディションが悪化。さらにひざの負担も大きく、膝に負担をかけない様気を使いながらなんとか下山。この下山が実に長い。本当に長い。しかしここはまだ5合目。
頭痛のやまない頭と疲労した膝、悪い視界、かすかな雨、しかし腹を決めてダウンヒル開始。スピードメーターが大変なことになってる。ストレートエンドでは60km、ブレーキングからヘアピンの繰り返し。特に右コーナーがきつい。途中で曲率が変わっているのだが、路面が荒れているため、すっとんでいきそうだ。富士スカイラインを折りきっても一般道も似たような感じでほとんど踏まないのに60km、コーナーのブレーキングのたびに肝が冷える。しかし何とか車までたどりつき、温泉に。そこで再び荷物を交換し、牛角で打ち上げ。そして高速で家へ。それにしても疲労の局地のはずなのに何でこんなに運転が楽しいんだろうか。病気じゃなかろうか。と、無駄なことを考えるまもなく無駄な話をしつづけて到着。あとはまっつんが無事帰宅できることを祈りつつ一足お先に就寝。
まっつんはやりとげた達成感とともにむなしさも感じると語っていたが、まあ、そうだろう。達成したところでなんにもならないのだから。ま、人生なんてそんなもんだ。というどうでもいい締めくくり。
ていうか、よい子はまねしないでください。本気できついです。