高くない壁≠越えられる壁

キャンプ演習ということで南伊豆徒歩行軍訓練を敢行。ルートは下田→石廊崎(一泊)→堂ヶ島の予定だったが、初日の堂ヶ島で暑さと故障のためミッションの続行を断念。正直山の道具をフル装備で歩くのがこんなにキツイとは思っていなかった。むしろ平地なんだから楽勝であり、距離が短すぎて達成感ナインじゃないかということさえ想像していた。
今までだった自分がクルマをドライブしていてバックパッカーを目にしても、物好きな奴だなくらいにおもいこそすれ、大変なチャレンジをしているなんて考えたこともなかった。実際やってみるってのは本当に大事なことだな、と三十路目前にして肩と腰で実感することになるとは。
ともあれ、これがなんちゃら山脈とか3000メートル級とかじゃなくて本当に良かった。もしそんなところで故障していたらそれはつまるところ遭難であり、救助ヘリが飛んでいたはずだ。そういう意味で安全に自分の体の限界を思い知ったわけで、収穫といえば収穫なのだろうか。