day5 撤退、そしてリベンジ鹿児島


[種子島撤退]
朝6時半に食堂に行ったら早すぎたらしい。まぁそんなもん?釣りの人たちも来る宿のようなので6時半で早いってのは不思議だったが、まぁ7時に宿発。門倉岬に寄った後、一路北上、9時前には西之表市の鉄砲館に到着。お目当てはもちろん鉄砲だが、この島が意外と自然に溢れ、景観も良いので勉強のネタとしてはちょうどよいかな、くらいだったが、この資料館、正式には種子島開発センターというよくわからない名前にもかかわらず、自然、文化、産業、歴史、などなどが結構わかりやすくまとめられている。鉄砲は日本製が2/3くらい、残りは外国製で全部で100丁とガイドには書いてあったが個人的には”たくさん”としか表現できないほどお腹一杯に。驚いたのが芸術性の高さ。銃と言うのはその機能要件からデザインが大きく制限されるので、戦国時代の銃なんて打てればいい、みたいな精神で作られているかと思いきや、まるで日本刀のようなシャープな美しさ。それでいて機械的鋭角的要素もそこかしこに見られる。まさに日本人の美意識そのもの、と言った感じだった。ちなみに外国製の銃ではドイツ製の美しさが際立つ。今も昔も銃はドイツがいいなぁと再認識した。
で、クルマを返し、お土産を買って、フェリーに。時々雨がたたきつける天気ながら風もそんなに強くはなく、うとうとしている間に鹿児島着。


[鹿児島市内観光]
フェリー乗り場でドルフィン150というバスを使い、鹿児島中央駅へ。そしてコインロッカーに荷物を預け(ようとおもったら一杯だったのでかなり歩いて駅の反対側まで行く羽目になった。しかも料金を払おうとした小銭がない。しかし両替機は置いていないので自販機でいらない飲み物を買う羽目に。なんつーか、あーもぅ!)、いざ観光案内所に。そしたらちょうど良いガイドブック(無料)があったのでそれをもらって計画を立てる。とはいってもゆっくり計画を立てていると時間がなくなってしまうので動きながら考える事に。まずは昼ごはんがまだだったので天文館から少し離れたところにある”実家”というラーメン屋に。ここは柿の木という有名店の姉妹店のようだが、ラーメンはずいぶん違う。豚骨白湯でストレートの細麺。チャーシューも割かしすっきり。最初にスープを一杯のんだたら薄い!と思ったが、慣れてくると薄さのなかに暖かな素材の旨みが。でも豚骨は弱め。その後天文館に戻り、シティービューという周遊バスで城山に。城山は鹿児島市街が見渡せる展望台があるのでとてもお勧め。町+裏山というなんともアニメ的なシチュに萌える人にもお勧め。城山を降り(歩いて!じゃぁバス意味ないじゃんと思うかもしれないがそのとおりだ)黎明館という鹿児島の歴史と民俗、ちょっと美術の博物館に。多分県立。ここはジオラマが豊富にあって見ているだけでも楽しめる。ただし、書状がやたらと展示してあって、これは素人にはあまり意味のないものだと思うのだが華麗にスルーして島出身の美術家の作品まで鑑賞。博物館でもこんなまとめ方もあるんだな、と思ったが、そういえば自分の住む県の美術館にも行ったことがないのを思い出す。で、黎明館を出ると、その敷地が島津氏居城鶴丸城跡地だが、雰囲気ほぼゼロ。嘗ての行政府にちょっと寂れた感じの図書館(県立)が哀愁を誘う。ちょっと歩いてお腹が減ったので再び天文館に戻り、精美軒(確かこんな感じだったきが)でラーメンを。こちらは醤油がバリバリ前面にでていてキャベツの千切りが乗っかっているユニークラーメンだった。でもガイドブックに乗っていたから有名店なんだろう。で、その後鹿児島中央駅で荷物を取り、やたら場所がわかりづらい高速バスの発着所にいったら待合室の席がなかったので列で待ち行列を作る大人げのない俺。とはいえ、行きは補助席を使っても満席になり、自分より後は1便後というくらい混んでおり、帰りの飛行機も満席という状況だったので行動としてはあながち間違ってはいなかったんじゃないのかな、と言い訳してみる)。
[フライト]
空港に着きめんどくさい保安検査を潜り抜けかなり待って飛行機乗り込むも、三人がけの真ん中の席。電子機器の使用許可がでてからGPSセンサーをつけて見たが全く衛星を拾えず。飛行機のなかだから大丈夫かと思ったのが甘かった。もといもう少し早く来て窓側の席が取れればよかったんだよなぁ。離陸時は外の明かりがほとんどないのでタイキシングしていても動いているのかよくわからない。そして突如加速。誘導路から滑走路に出たら一時停止が原則なはずなのだが、行きもそうだが、急いでいるとそんなんどうでもよくなるのだろうか。なのでここは滑走路なのか!?とナマジ知ってるだけに余計な心配をしてしまう。フライトは予想していたより全然順調でむしろそれがつまらないくらい。羽田着2140予定だったが、乗れた電車は京浜急行2220。着陸を待たされて上空で旋廻していたのが原因だが、滑走路で着陸後に修正舵があってすこし驚いた。帰れない恐怖に打ち勝って2341鬼越着。でも全然電車には余裕があったみたい。京成って終電早いイメージがあったが、どうやら杞憂だったようだ。高校まではそれだけ終電意識せずに生活できてたということでしあわせだったんだかなかったんだか。
実はさらに落ちがあり、家に帰るとF1ベルギーグランプリが放送中、そして予約してない俺。既に22周目。あぁ今年は全戦録画できると思ったのに!思わぬところに落とし穴が・・・