読書熱-episode02

ツンデレ目当てでなまっちょろい小説を読むのにも飽きてきたので、再び親父の本棚から文庫を調達した。選定基準は気軽に読めること。だって続きものだと途中で中断したらなんか癪だし。(グインサーガの屈辱は忘れん・・・)
とはいえ所詮親父の本棚なので歴史ものしかない。仕方なく司馬遼太郎の台湾紀行なんちゃらをカバンに放り込んだわけだが、まいった。これがとにかく泣ける本なのだ。坂の上の雲を読んだときには余りの退屈さに開始10ページで放り出し、司馬先生もアレだなーとか思っていたのだが、電車の中では危険過ぎて読めない。マジ泣き必至な一冊だった。といってもそんなデンジャラスさが災いして中々進まないのだ。
ちなみに、ファンには申し訳ないが、この人は小説家以上でも以下でもない。論理的に破綻?していたり、矛盾していたり、投げやりだったりする記述も多い。歴史家というか学者としては許されない行為だと思うのだが、まあ泣けるから許す。