キンドル日誌1

先日衝動買いしたkindleであるが、実際のところ自分は英語の本を読むほどの語学力はない。もとい日本語の本でもちょっと難しい本だとうへぇとなってしまうくらいであるからなおさらだ。
一応昔はそれなりに本を読んでいたのだがそのころからすると大分忍耐力がなくなったwというかこらえ性がなくなったwというか。いずれにせよよくわからない英語の本を読み続けることは難しいと早くも悟ったわけだ。

そこで早くもkindleの正しくない使い方を模索することにした。
TRY1 PDFリーダーとして使う。

PDFであれば弊社の提供するマニュアル類やRedbookなどを格納し少しは仕事にでも使えるかと思ったわけだ。
が、結論からいうと甘かった。A4を前提に作成された資料は手のひらサイズの我がKindleで使うにはあまりに小さすぎるのだ。
もちろん見えないことはない。読めないことはない。e-Inkの特性上かなり細かい字でも見ようと思えば見ることができる。と同時にその特性上残像のような細かな線に文字が隠れて見えづらくなることも多いのだ。amazonの提供するPDFファイルをkindle形式に変更するというサービスについてもうまくつかえなかった。全てのPDFで使えるわけではないようだ。

TRY2 青空文庫リーダーとして使う。

青空文庫であれば文庫本サイズをちょっと大きくしたKindleであれば読むことができるだろうというアテがあった。というよりコレがダメだったらKindleの日本展開は不可能だ。これは良い。良いのだがいちいちPDFに変換して転送しなければいけないというめんどくささがある。まあ何事もこつこつとした積み上げにかなうものなんてないので、そこは腹をくくってある程度の手間と時間をかけてライブラリの構築をしなければならないのだろうが。表示は素晴らしいの一言だけにもったいない。

TRY3 ウェブブラウザとして使う。

サイズ的にはウェブも見られるじゃないかと踏んでみたが、コレはアテが外れた。そもそもe-Inkは頻繁に画面を移動する類のインターフェースには向かないのだ。普通ウェブを見るときにはマウスで画面をスクロールするだろう。ページダウン、アップだと見づらい場合が多いからだ。こういう使い方にはKindleは向かない。残念ながら。またリンクをたどるという行為についてもまた苦手とするところだ。画面のリフレッシュを伴うからだ。
MRTGをカスタマイズしてKindleに最適化すればあるいは・・・という夢もあるが、それはPCでやれば、といわれるとまさにその通り。Kindleの利点は1ヶ月もつバッテリー。電源を取れる場所でやる作業にはそもそも向かないのだ。

というわけで帯に短し・・・というところに一旦落ち着いた。だが諦めるわけにはいかない。もとい諦めるつもりはない。少なくともkindleには久しぶりに”何に使おうか、どうやって使おうか”っていうわくわく感がある。もちろんキーになるのはe-Inkと値段の割りによく出来た”質感”なのだがそれ以上にこの制約感が制約を越えるヨロコビを演出しているように思えてならない。