もぎたてフレッシュ

昨日導入したHDDレコについていたおまかせ録画機能により、気がつけばHDDの中にフレッシュプリキュアという幼児用のアニメが入っていた。シリーズ何作目なのかは知らないが、一時期プリキュア大きなお友達に大ブレイクした記憶があり、幼児用アニメなんて正常な脳みそした人は見られないだろ、ムリムリ、とスルーしていたのだが、画質チェックのためと割り切り試しに見てみた。何しろ日曜朝の番組なわけで、他に録画されているものがなかったのだ。で。まあ。

正直、すいませんでした。ていうか参りました。

ストーリーは確かに抽象化され対象年齢は低そうに見えるが、いわゆる大人のグリム童話的ニュアンスで解釈すれば納得できるものだし、おざなりな作画の割にはカットのアングルがすごいコロコロ変わる。いわゆるおかしな躍動感というか計画的不安定さが結果的に単調さを完全に打ち消し、塗りつぶしているのだ。つまり見ていて飽きない。そしてEDのダンスはトゥーンレンダーされた3Dオブジェクトは衣装まで細かく作りこまれ、動きも鋭さを保ちながらも画一化された機械性を感じさせないまるでキャラクターが生きているかのようなリアリティと温かみのあるダンスに仕上がってるじゃないか!もちろんトゥーン系のエフェクトはてんこ盛りだ。まさに技術の粋を尽くして作られてる・・・

これ、絶対幼児用じゃないよな。ターゲットはそれこそアラサー(俺だよ!)、アラフォー、あるいはアラフィフくらいまでいけるんじゃないだろうか。商魂たくましさに感心するが日本はこれでいいのだろうか。