誰が太陽が赤いと言ったのか

愛用するweathernews.jpに、ピーカンであることの例えとして「子供の書く空は赤と青のクレヨンだけで足りそうです」という表現があった。子供がクレヨンで書いた絵が、青い空に赤い太陽が書かれていても別段違和感を覚える人はいないだろう。ごくありふれた普通の光景だと思うかもしれない。

しかし。

それが夕焼けや朝焼けでない限り、太陽が赤く見えることは決してないのである。当たり前だけれども。通常目にする太陽光は白色からやや黄みがかっている。じゃあ、子供はなぜ太陽を赤く描くのかという疑問が当然わきあがってくる。もちろん黄色で描写する子供もいるだろうけども。そりゃまあ、普通に考えたら大人とかテレビとか絵本とかにそう書いてあるから、だろう。

ならば、

太陽は赤いという固定観念が一度身についてしまったが最後、彼もしくは彼女らは誰からも強制されなくても、自分の意思で太陽を赤く描き続けるんだろう。

うーん

こりゃ恐ろしいことだ。と思う。真実に反することでもそれが真実であるか考えず無意識のうちに物事を見る尺度の”定数”として使えることを意味しているのだから。なるほどメディアの力は偉大だなぁと思った。んでもって、子供はもっと勉強しなきゃなぁと思った。